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ローズマリーオイルが髪にいいって本当?効果はあるの?美容師が徹底解説

ローズマリーオイルが髪にいいって本当?効果はあるの?美容師が徹底解説

最終更新日 2026年7月17日 by kanako


「ローズマリーオイルは髪にいいって本当?」

「SNSで薄毛や抜け毛に効果があると見たけれど、本当に信じていいの?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

近年、ローズマリーオイルは海外の研究やSNSをきっかけに、髪や頭皮のケアアイテムとして注目を集めています。

しかし、「髪が生える」「薄毛が治る」といった情報だけが一人歩きしており、実際の効果や正しい使い方を知らないまま使ってしまうケースも少なくありません。

結論からいうと、ローズマリーオイルは医薬品ではありませんが、頭皮環境を整える補助的なヘアケアとして期待できる可能性があります。

ただし、効果を最大限に引き出すためには、研究結果を正しく理解し、安全な使い方を知ることが大切です。

この記事では、美容師の経験と研究データをもとに、ローズマリーオイルが髪や頭皮に与える効果、薄毛との関係、正しい使い方、注意点、おすすめアイテムまでわかりやすく解説します。

Table of Contents

ローズマリーオイルは髪や頭皮に良い?


近年、薄毛や抜け毛のケアとしてSNSや海外メディアで取り上げられたことをきっかけに、ローズマリーオイルが注目を集めています。

本当に髪に良いのか気になっている方もいるのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、ローズマリーオイルは医薬品の代替にはなりません。

しかし、補助や予防的なケアとして取り入れる価値はあるアイテムです。

まずは、現時点で分かっている全体像と、使う前に意識するべき内容をチェックしてみてください。

初期段階のケアや予防として使うのが良い


ある外国の臨床試験で、補助的なケアとしての可能性を示唆した結果が出ています。

この研究結果は有望ですが、ローズマリーオイルの効果を過大に受け取らないための線引きも必要です。

現状の研究データから読み取れる注意点を、先に整理しておきます。

  • 比較対象はミノキシジル2%で、現在主流の5%との比較データはない
  • 試験の対象者は100名規模であり、医薬品と同じ水準で一般化できる根拠としては不足
  • 効果が確認されているのは主にAGAで、円形脱毛症や栄養不足による脱毛への作用は未解明
  • 完全に毛根が失われた部位を再生する力までは確認されていない

つまりローズマリーオイルは、すでに進行しきった薄毛を元に戻すために使うというより、最近抜け毛が増えてきた方が行う初期段階のケアに向いていると思って良いでしょう

医薬品が必要なレベルになる前のセルフケアとして位置づけると、現実的な使い方ができるはずです。

ローズマリーオイルで失敗しないためのコツ


ローズマリーオイルは天然成分とはいえ、使い方を誤ると頭皮のトラブルや、効果を感じないといった結果につながってしまうかもしれません。

そこで、ローズマリーオイルを使う際に意識するべきポイントを3つに絞って紹介します。

  • ジンジンする刺激は、効いているわけではない
  • 使い始めて2〜8週で起こる初期脱毛は、すぐに中断する理由にならない
  • 自作オイルの最大の落とし穴は、希釈不足と酸化したキャリアオイル

まずは、頭皮に塗ったときの刺激の解釈です。

ジンジンとした感覚を効いているサインだと受け取りがちですが、実際は濃度が高すぎる場合や、肌に合っていないサインである場合もあります。

次は、使い始めて2〜8週ほどのタイミングで、一時的に抜け毛が増えたように感じる初期脱毛です。

ここで悪化したと判断してやめてしまう方が少なくありませんが、必ずしも中断する必要もないので注意してください。

最後に、自分でローズマリーオイルをブレンドして使う場合の落とし穴です。

希釈の濃度が濃すぎる、あるいは酸化が進んだキャリアオイルをベースに使ってしまうケースが意外と多く、頭皮への負担や仕上がりに注意しましょう。

それぞれの対策に関しては、これから解説をしていきます。

このまま読み進めてみてください。

ローズマリーオイルが髪・頭皮に与える効果


近年の研究でローズマリーオイルは、以下のような切り口から髪に良いと語られています。

  • 経皮吸収による薬理活性
  • 血行促進
  • 5α-リダクターゼの阻害

特に注目したいのは、ローズマリー単体だけでなく、複数のオイルを組み合わせたという点です。

毛髪の成長速度や密度に対して具体的な数値の改善が報告されています。

単独使用でも一定の研究データはありますが、より明確な結果を狙うのであれば、組み合わせて使うといいかもしれません。

それは、以下のようにローズマリーオイルは、経皮吸収されるといったデータがあるからです。

アロマトリートメントにおける経皮吸収による精油成分の血中挙動と薬理学的作用について,動物実験では,ラベンダーやローズマリーなどの精油成分が経皮吸収されて薬理活性を発揮することが報告されている 26), 41), 42) 。

※引用:アロマテラピー学雑誌|アロマテラピーの受療者と施術者におけるラベンダーの経皮吸収と生理・心理・生化学的作用

経皮吸収されやすい状況を作ってくれる成分のため、他のオイルと組み合わせて使えば効果を実感しやすいのかもしれません。

では、具体的にどのような効果を実感しやすいのでしょうか?

ここからは研究データを交えながら、ローズマリーオイルが髪と頭皮にもたらす効果について整理します。

ミノキシジル2%と同等の有効性?


ローズマリーオイルの効果を語る上で、最も参考となるのが先ほど紹介した外国の臨床試験です。

男性型脱毛症の男性100名を、ローズマリー精油を頭皮に塗布する群と、ミノキシジル2%を使用する群に分け、6ヶ月間継続して比較しています。

結果は、両群ともに有意な毛髪数の増加が確認され、両者の間に統計的な差は認められなかったというものです。

さらに、ローズマリー精油群のほうが頭皮のかゆみを訴える割合が少なかった点も併記されていました。

天然成分でありながら、医薬品成分であるミノキシジル2%と同等の結果が出たという点が、ローズマリーオイルが薄毛ケアの選択肢として注目される根拠のポイントです。

ただし、この結果をどこまで一般化できるのかは、以下で整理します。

毛髪の密度や太さが改善する?


より新しいデータとして、2024年に発表されたインドの臨床試験があります。

対照群はココナッツオイルのみで、両群の結果を比較したものです。

以下は、報告された数値となります。

  • 毛髪の成長速度:+57.73%
  • 毛髪の密度:+32.21%
  • 毛髪の太さ:+68.70%
  • 抜け毛の頻度:40%以上の減少

ココナッツオイルとの比較である点を踏まえる必要はありますが、毛髪の本数だけでなく、密度や太さといった見た目のボリューム感に直結する項目で具体的な数値が示されています。

ローズマリーオイル単独の使用よりも、ラベンダーやひまし油など複数の素材を組み合わせた処方のほうが、結果に結びつきやすいという可能性が示されていると言って良いでしょう。

市販のヘアケア製品を選ぶ際にも、ローズマリーが他のオイル類とブレンドされているものを選んでみてください。

いずれにしても、血行促進と5α-リダクターゼ阻害の作用


ローズマリーオイルの効果が語られる背景には、2つの効果が関係しています。

ひとつは血行促進、もうひとつは5α-リダクターゼの阻害です。

血行促進については、ローズマリーに含まれる成分が血管に働きかける可能性が報告されています。

ローズマリーのジオスミンというフラボノイド類の成分は、弱った血管を強くし、体の血行を促進することで代謝を良くしてくれます。 

※引用:株式会社わかさ生活| わかさの秘密|ローズマリー

頭皮の血行が改善されれば、毛根に届く栄養も巡りやすくなります。

ただし、これはローズマリーに含まれる成分の一般的な作用であり、ローズマリーオイルを頭皮に塗布した時の効果が同じレベルで再現されるかは慎重に見ておきましょう。

実際には、塗布時のマッサージによる物理的な刺激も血行促進に寄与している部分があり、オイル単体の力と切り分けて考えたほうが現実的です。

もうひとつの5α-リダクターゼ阻害は、近畿大学の研究で示された「12-メトキシカルノシン酸」の作用に関する報告がベースです。

5α-リダクターゼはAGAの進行に関わる酵素で、これを抑える働きはフィナステリド系の医薬品が持つ作用と方向性が近いものです。

ただし、これはあくまで局所的な作用機序の示唆であり、医薬品と同等の阻害効果を頭皮上で発揮すると断定できる段階ではありません。

医薬品に近い方向性の作用が、研究レベルで確認されつつある成分として捉えるのが、現状の妥当な解釈です。

実際に、美容師をしていた頃にこんな経験をしました。

SNSでノコギリヤシが髪にいいという情報を目にしたお客様から、「このサプリを使えば、細くなった髪も元通りになりますか?」と切実にご相談を受けたことがあります。

当時、美容師としてお伝えしたのは、生活習慣や頭皮マッサージを習慣化するなど、「髪を育てる土台作り」を並行して行うことの重要性です。

当時のお客様の多くは、評判の成分さえ使えば問題なしだと考えていらっしゃいましたが、実際にはアイテム以外のアプローチも含めて、複合的な取り組みの必要性を理解していただくことが、信頼関係を築く第一歩だと痛感しました。

ローズマリーオイルの種類と違いを頭に入れた選び方


ローズマリーオイルを選ぶ時に見落とされがちなのが、種類によって主要成分も得意な働きも違うという点です。

同じ植物から抽出されたオイルでも、産地や栽培環境の違いによって含まれる成分が変わるため、髪や頭皮に対しての効果も差が生まれます。

ローズマリーオイルを失敗なく選ぶためにも、以下のポイントを意識しましょう。

  • ケモタイプ(化学型)の違い
  • 自分の頭皮の悩み(薄毛、皮脂、乾燥)
  • 刺激の強さや肌との相性
  • 流通量と価格のバランス

この4つの観点をもとに自分に合うタイプを見極めるのが、ローズマリーオイル選びのコツです。

まずは前提となるケモタイプの考え方を整理し、3つの主要タイプの特徴と、悩み別の選び方を順に解説します。

ローズマリーはケモタイプを意識する


ローズマリーオイルには「ケモタイプ(化学型)」という考え方があり、同じローズマリーオイルでも栽培する環境によって主要成分や、髪や頭皮への作用にも違いが生まれます。

以下は、ケモタイプの違いを生む要因の一例です。

  • 標高・土壌・気候によって成分バランスが変わる
  • 同じラベルでも、ボトルの中身は均一とは限らない
  • 悩みに合うタイプを選べば、効果と安全性を両立しやすい

頭皮ケアで取り上げられるローズマリーオイルは、大きく分けて3つのケモタイプに整理できます。

それぞれの主要成分と特徴をまとめたものが次の表です。

あなたの頭皮タイプに合わせて選ぶ


ここまでの内容を踏まえて、自分の頭皮や髪の悩みに合うケモタイプを見つけやすくするために、悩みごとの表を作ってみました。

気になる悩みおすすめのケモタイプ主な狙い
薄毛
抜け毛
細毛化
シネオール頭皮の血流を促し、
毛根への栄養供給をサポート
脂性
ベタつき
毛穴詰まり
カンファー清浄・収れん作用で
頭皮環境を整える
乾燥
フケ
敏感肌
ベルベノン抗炎症と再生促進で、
ゆらぎやすい頭皮を落ち着かせる

迷った時は、流通量と価格、そして肌との相性のバランスが取れた「シネオール・タイプ」を起点に、頭皮の状態に合わせて使い分けていくのがおすすめです。

ローズマリーオイルの正しい使い方とセルフケアの方法


ローズマリーオイルを使ったセルフケアでは、精油そのものよりもベースとなるキャリアオイルの管理でつまずく方が圧倒的に多くいます。

一般的に多い失敗は次のようなパターンです。

  • 浴室など高温多湿な場所にオイルを放置し、酸化させてしまう
  • 古い油のような酸化臭がしても、もったいないと使い続けてしまう
  • 保存期間の目安を知らないまま、長期保管してしまう

酸化が進んだキャリアオイルは過酸化脂質と呼ばれる状態に変わり、毛穴詰まり・炎症・悪臭・毛根のダメージを招きます。

古い油のような酸化臭を感じた時点で、迷わず廃棄してください。

保存期間の目安は、オイルベースで2〜3ヶ月、精製水ベースで1〜2週間です。

その上で、ローズマリーオイルのセルフケアを安全かつ効果的に進めるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 希釈率の管理
  • キャリアオイルの選び方と保存
  • シャンプー前の集中ケア(スカルプマッサージ)
  • 毎日のシャンプーへの追加
  • 頭皮用スプレーなど自作ケアアイテムの活用

ここからは、希釈率の基本と代表的な使い方を順に整理します。

希釈率は1〜3%が基本としておく


精油は植物の成分が高濃度に凝縮されたエキスです。

原液を直接頭皮や肌に塗ることは厳禁とされており、日本アロマ環境協会でも次のように注意喚起しています。

皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、希釈して(薄めて)して使用することが大切です。
誤って精油の原液が直接皮膚についた場合は、すぐに清潔な大量の流水で洗います。赤み、刺激、発疹など皮膚に異常がみられた場合は、医師の診察を受けてください。

※引用:公益社団法人 日本アロマ環境協会|アロマを楽しむ|安全に楽しむために

頭皮ケアでの基本の希釈率は1〜3%です。

敏感肌の方や、顔まわりに近い髪の生え際で使う場合は、0.1〜1%程度のごく薄い濃度から試してください。

「精油1滴=約0.05ml」として、キャリアオイルの量ごとに必要な滴数を整理した早見表が次のものです。

キャリアオイルの量1%希釈2%希釈3%希釈
10ml2滴4滴6滴
30ml6滴12滴18滴
50ml10滴20滴30滴

自分でレシピを組む時には、まず1%からスタートし、肌の様子を見ながら2〜3%へ少しずつ上げていくといった流れが安全です。

シャンプー前の集中ケア!スカルプマッサージとして使う


しっかり頭皮に働きかけたい方には、シャンプー前もスカルプマッサージをしてみてください。

シャンプー時の摩擦を減らしながら、精油の成分を頭皮に届けやすくする使い方です。乾いた頭皮にオイルをなじませましょう。

  1. キャリアオイルにローズマリー精油を希釈する(1〜3%)
  2. 乾いた頭皮の生え際から頭頂部に向けて、オイルをなじませる
  3. 指の腹で円を描くように、5〜10分マッサージする
  4. そのまま30分〜1時間ほど置いて成分をなじませる
  5. シャンプーで2回洗い流す(1回目は予洗い、2回目は通常通り)

頻度の目安は、週1〜2回が現実的なペースです。

やりすぎると頭皮の必要な皮脂まで落とすことにつながるため、肌のコンディションを見ながら調整してください。

集中ケアを取り入れたい方や、頭皮の硬さ・乾燥が気になる方に向いた使い方です。

シャンプーに1〜2滴混ぜて使う


毎日のシャンプーに取り入れたい方には、シャンプーに精油を混ぜる方法がおすすめです。

最もハードルの低い方法なので、気になる方は挑戦してみてください。

手のひらに取った1回分のシャンプーに、ローズマリーの精油を1〜2滴落とし、軽く混ぜてから髪と頭皮に使いましょう。

この時に、ボトル全体に精油を混ぜてしまうのはおすすめできません。理由は次の2つです。

  • 精油の成分によって、ボトル容器が劣化する場合がある
  • シャンプーの防腐バランスが崩れ、品質が落ちやすくなる

そのため、必ず使う直前に1回分だけ混ぜるといった使い方を徹底してください。

混ぜる手間が気になる方は、ローズマリー精油との相性が良い処方が組み込まれたシャンプーを選ぶと、毎日のケアに無理なく取り入れられます。

頭皮用のケアアイテムを作って日常的に使う


外出先でも頭皮や髪をケアしたい方は、スプレータイプの頭皮用アイテムがおすすめです。

香りも楽しめるため、午後のリフレッシュや軽い乾燥対策にも活用できます。

以下は、頭皮スプレーを自作するための基本レシピ(100ml分)です。

  • 精製水:100ml
  • 無水エタノール:5ml
  • ローズマリー精油:10滴

水と油は混ざらないため、最初に無水エタノールでローズマリー精油を溶かしてから、精製水を加えるといった順番で作ってみてください。

スプレーボトルに入れた後は、使う前に必ず振り、全体を混ぜてから頭皮に吹きかけます。

この作り方は保存期間が短く、目安は1〜2週間です。冷蔵保存をした上で、香りや見た目に変化を感じたら、早めに使い切るか廃棄してください。

ローズマリーオイルを使う前に知っておきたい注意点


ローズマリーオイルは天然成分とはいえ、使い方を守ったほうが良い素材です。

誰にとっても無条件で安全というわけではなく、体質やライフステージによっては使用そのものを避けたほうが良いケースがあります。

安全に取り入れるためには、次の注意点を意識しましょう。

  • 使うべきでない人(妊娠中・授乳中・てんかん・高血圧・乳幼児など)を把握する
  • 同居家族のなかに該当する方がいないか確認する
  • 初めて使う前にパッチテストを行う
  • 光毒性や直射日光、粘膜・眼への影響に配慮する
  • 「ジンジンする刺激=効いているサイン」と誤解しない
  • 異常を感じたら、自己判断せずに使用を中止する

ここからは、これらを整理して解説します。

使わないほうがいい人がいるのも事実


ローズマリーオイルはスカルプケアとして注目される成分である一方で、健康への影響が出てしまう対象が複数あります。

次の方は、原則として使用を避ける、または医師に相談した上で使用するべきか判断しましょう。

対象避けたい理由
妊娠中・授乳中ケトン類(特にカンファー)に通経作用・子宮を刺激する作用があり、
胎児や乳児への安全性も未確立
てんかん神経系統を強く刺激し、
発作を誘発する可能性
高血圧血圧を上昇させる性質。
重度の方や血圧調整薬を服用中の方は医師に相談
乳幼児※目安:3歳未満、
または2〜6歳未満まで
皮膚のバリア機能と代謝機能が未熟で、
強い刺激や中毒症状を招く恐れ

自分は当てはまらないから大丈夫だと読み流さないでください。

ローズマリーオイルは香りも強く、家族と同じ空間で使うシーンも想定されます。

妻が妊娠中の方、小さなお子さまがいるご家庭、高血圧の親と同居している方は、自分だけでなく家族への影響にも目を配りましょう。

使う前に必ずやるべき内容を把握する


該当しない方であっても、初めてローズマリーオイルを使う前には、必ずパッチテストを行ってください。

肌との相性は個人差が大きく、アレルギー反応が出るかどうかは試してみないと分かりません。

以下はパッチテストの手順です。

  1. キャリアオイルで規定の濃度(1〜3%)に希釈する
  2. 二の腕の内側に少量を塗り、絆創膏などで覆う
  3. 24〜48時間そのまま様子を見る
  4. 赤み・痒み・腫れ・水疱が出た場合は、使用を中止する

パッチテスト以外にも、頭皮ケアで取り入れる前に意識するべきポイントがあります。

  • ベルガモットのような強い光毒性は確認されていないものの、敏感な状態の日は塗布直後の強い日差しを避けるのが安全
  • 精油が目に入ると激しい痛みや炎症の原因になるため、前髪の生え際から垂れないよう塗布量に注意し、使用後は必ず手を洗う
  • いきなり高濃度で使わず、肌の様子を見ながら少しずつ濃度や使用頻度を上げる

とりあえず塗ってみるという勢いで始めてしまうと、肌のトラブルを起こした時に原因が特定できず、ケア全体が止まる結果につながります。

最初の数日を丁寧に進めるかどうかで、その後の継続のしやすさが大きく変わります。

ジンジンする刺激を効果と勘違いしない


ローズマリーオイルを使い始めると、頭皮がジンジンするけど、スーッとして気持ち良いという相談があります。

ここに、もっとも誤解されやすいポイントが隠れています。

ジンジンする刺激は、必ずしも血行が良くなっているサインや、成分が浸透している証拠になっているわけではありません。

実際には、感覚神経が過剰に刺激されているケースや、軽微な化学的炎症が起きているケースも少なくありません。

以下は、刺激と効果を取り違える典型パターンです。

  • スーッとする清涼感を血行促進と解釈してしまう
  • ジンジンする感覚を成分が浸透しているサインと思い込む
  • 元々頭皮が赤い・敏感な方ほど、刺激でバリア機能がさらに弱りやすい

過去に働いていた美容室でも、別の頭皮用化粧水を使っていて「スーッとする」のが良く使っていたという方の頭皮を見ると、頭皮が赤くなっていて炎症を起こしていたというケースは珍しくありませんでした。

ローズマリーオイルに関しても同様に、本人にとっては効いている感覚だったものが、実際には頭皮を傷つけているだけだったというパターンもあります。

見極めの基準として、次の状態が出た場合は使用を中止してください。

  • 塗布後20分以上経過しても、赤みや痒みが引かない
  • 頭皮にじりじりとした熱感が残る
  • かさぶたや湿疹のような皮膚反応が出ている

これらを放置すると、炎症が原因の抜け毛を加速させるリスクもあります。

ローズマリーは天然成分だから大丈夫と自己判断で続けないようにしましょう。

ローズマリーオイルに関するよくある質問


ローズマリーオイルを使い始めると、頻度や効果の出方、他の育毛ケアとの併用など、判断に迷う場面がいくつか出てきます。

ここでは、一般的によく耳にする質問を整理しました。

Q. 毎日使っても大丈夫ですか?


希釈率が1%程度で、頭皮に赤みや痒みが出ていなければ、毎日使用しても問題ありません。

ただし乾燥が気になる方は、週2〜3回にとどめるほうが安全です。

まずは週2〜3回から始め、肌の様子を見ながら徐々に頻度を増やしてみてください。

Q. 効果が出るまでどのくらいかかりますか?


明確な変化を実感するには、最低でも6ヶ月間継続的に使用したほうが安心です。

そもそも、毛周期のタイムラグがあるため即効性はありません。

上記で紹介した臨床試験でも3ヶ月時点では有意差が確認されず、6ヶ月でようやく増加が確認されていました。

短期間で諦めずに続けましょう。それが結果につながる前提です。

Q. 抜け毛が一時的に増えた気がしますが、大丈夫ですか?


使用開始から数週間で起こる一時的な抜け毛は、初期脱毛と呼ばれる反応の一種です。

新しい毛芽が、休止期の古い髪を押し出す過程で起こる一時的な変化といわれています。

ここで中断してしまうと、せっかくの効果が得られません。

ただし、3ヶ月以上抜け毛が続く場合や、抜け毛と一緒に頭皮の痒みや赤みがある場合は、別の原因を疑って一度中止し、専門家に相談してみてください。

Q. 白髪の改善に効きますか?


白髪が黒く戻るといった科学的根拠は、現時点では存在しません。

ただし、ローズマリーの抗酸化作用が色素細胞を酸化ストレスから守り、白髪の発生を遅らせるといった予防的な可能性については、一部の専門家のあいだで言及されています。

あくまで予防的な期待にとどめ、過度に期待しすぎないのが現実的な向き合い方です。

Q. 髪の毛そのものに塗っても効果がありますか?


育毛効果を狙う場合、塗布する場所は毛先ではなく、頭皮です。

髪への塗布は保護やツヤ出しには効果が期待できますが、育毛にはつながりません。

加えて、精油成分には髪を乾燥させる性質もあるため、毛先に使う場合はキャリアオイルできちんと希釈してから使用してください。

ローズマリーオイル成分が配合されたおすすめアイテム10選


ローズマリーオイルを自分でブレンドして使う方法は、慣れれば自由度が高い反面、希釈率の管理・キャリアオイルの保存・酸化リスクなど、意識するべきポイントが多くなります。

自作するには手間に感じるという方には、ローズマリーオイル成分が配合された既製品を選びましょう。

その方が、安全で続けやすくておすすめです。

以下では、ローズマリーオイル配合のおすすめヘアケアアイテムを厳選しました。

これらを参考に、自分にあったアイテムを見つけてみてください。

生活の木 ローズマリー・シネオール精油 50ml ¥6,600(税込)

▼おすすめポイント

・ローズマリーでポピュラーなシネオールタイプ

・ユーカリに近い、すっきりとしたハーブ調の香り
・公益社団法人日本アロマ環境協会の表示基準適合認定を受けている

主成分は「1,8-シネオール」で、ローズマリーのなかでも使い勝手の良いタイプです。

育毛をサポートできるかどうか検証した臨床試験でも採用されたケモタイプとなっているため、その点に魅力を感じた方は試す価値があるでしょう。

希釈して頭皮マッサージや手作りスプレーに取り入れやすい1本です。気分の切り替えに、ディフューザーとして使う場合にも向いています。

AROMATICA ローズマリールートエンハンサー 100ml ¥2,800(税込)

▼おすすめポイント

・99.4%植物由来成分でつくられた、スプレータイプの頭皮用ローション

・ローズマリー葉油だけでなく、ローズマリー葉エキスなどの7種類のビタミンを組み合わせている
・細いノズルで頭皮に直接塗布できる点も魅力の一つ

韓国発の植物由来成分を中心に据えたブランドによる、頭皮用のローションです。

ローズマリー葉油で頭皮のめぐりを整えつつ、サリチル酸が古い角質や毛穴の汚れをやさしく取り除きます。

皮脂が多めで、初期の細毛・抜け毛が気になり始めた方におすすめ方です。

塗布時にひんやりした清涼感があるため、敏感肌の方は様子を見ながら使い始めてください。

ヴェレダ オーガニック ヘアトニック 100ml ¥2,970(税込)

▼おすすめポイント

・発売して100年以上の歴史を持つロングセラーアイテム

・100%天然由来成分で、合成保存料・着色料・香料・シリコンを使用していない
・ローズマリー葉油とワサビダイコン葉エキスが、頭皮のめぐりを整えてくれる

ヴェレダの創業者が処方の開発に関わった、ブランドで最も古いアイテムのひとつです。

シャンプーをした後の頭皮マッサージや、朝のヘアセット前にリフレッシュしたい時にも使えます。

エタノールが成分表の前のほうに記載されており、比較的さっぱり感があるため、乾燥肌やフケが気になる方は、使用頻度や量を控えめに調整しましょう。

パーフェクトポーションEC ローズマリーシャンプー 500ml ¥4,840(税込)

▼おすすめポイント

・オーストラリア発のオーガニックブランドによるノンシリコンシャンプー

・ローズマリー油・ローズマリーエキスなど複数の精油を組み合わせている
・パンテノール(プロビタミンB5)が、髪のハリ・コシを支える役割を担っている

植物由来の洗浄成分でしっかり泡立つタイプのシャンプーです。

皮脂やスタイリング剤の汚れが気になる方、根元のボリュームが落ちてきたと感じる方が、普段の日常的に使うシャンプーとしてちょうど良いでしょう。

ローズマリーの香りが浴室に広がるので、香りでもケアの時間を楽しみたい方にもおすすめです。

皮脂を落とす力はやや強めのため、乾燥が気になる季節はトリートメントと合わせて使い、潤いを補ってください。

AVALON ORGANICS シャンプーRO ローズマリー 325ml ¥2,200(税込)

▼おすすめポイント

・水ではなくアロエベラ液汁を主成分に据えた、保湿しながら洗えるシャンプー

・70%以上のオーガニック認証成分を使用しており、刺激が少なくて安心
・ローズマリー精油・キヌアタンパク・ビタミンEが、髪のハリやコシのサポートとして使える

アメリカ発のオーガニックケアブランドによる、ボリュームケアを意識したシャンプーです。

糖由来のマイルドな洗浄成分を中心にしているため、頭皮を潤しながら洗える処方になっています。

細くてコシが出にくい髪、合成成分はできるだけ控えたい方こそ試してほしいアイテムです。

コーティング成分は控えめなため、洗い流す際に指通りの軽さを感じる場合は、お気に入りのトリートメントと合わせて使ってみてください。

ビアクレ AR&MC シャンプー 250ml ¥1,980(税込)

▼おすすめポイント

・イタリアのサロン専売ブランドによる、ダメージケアに強いシャンプー

・アルガンオイルとマカダミアナッツオイルを中心に配合している
・パウダリーでやわらかい香りが、バスタイムの気分転換にちょうど良い

アルガンオイルとマカダミアナッツオイルを主役にした、保湿力の高いシャンプーです。

ヘアカラーやパーマのやりすぎで髪の乾燥に悩んでいる方や、毛先のパサつきが気になる方に向いています。

日本国内ではコスメ専門店「ローズマリー」が限定で販売しており、これ1本でしっとり仕上がると評判のアイテムです。

シンプルなケアで時短したい方とも相性が良いアイテムと言えるでしょう。

松山油脂 Mマーク ローズマリーのアミノ酸補修トリートメント 180g ¥1,364(税込)

▼おすすめポイント

・髪の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸を含む補修成分配合

・シリコーン・パラベン・着色料を使用しないシンプル処方
・ローズマリー精油によるキリッとした草花の香りが楽しめる点がポイント

髪の内部に届きやすい補修成分であるジラウロイルグルタミン酸リシンNaと、ホホバ種子油によって、ダメージを内側と表面の両面からケアできるトリートメントです。

アルギニン誘導体ベースのコンディショニング成分によって、頭皮への刺激も抑えられています。

シリコンを避けたいナチュラル志向の方や、価格を抑えながら毎日続けたい方こそ試してほしいトリートメントです。

ザ パブリック オーガニック スーパーポジティブ トリートメント 480ml ¥1,793(税込)

▼おすすめポイント

・フランキンセンスとレモングラスを中心とした精油の香り

・ローズマリー葉油・タチジャコウソウ油など、複数の植物精油を配合している
・ノンシリコン処方ながら、指通りのなめらかさが評判のトリートメント

植物由来オイルによる髪の補修と、複数の精油による頭皮ケアを組み合わせた大容量のコスパの良いトリートメントです。

クランベアビシニカ種子油やバオバブ種子油など、毛先になじみの良いオイルが配合されています。

香りで気分を切り替えたい方、ダメージが気になり始めた髪に毎日のケアで補修したい方にちょうど良いでしょう。

なお、妊娠中の方や、てんかん・高血圧の持病がある方は、念のため医師に相談した上で使用してください。

ラ・カスタ アロマエステ ヘアエマルジョン 80ml ¥3,410(税込)

▼おすすめポイント

・ブランドを代表するロングセラーの洗い流さないトリートメント

・ローズマリー葉油・ラベンダー油・カミツレ花油など、複数の植物精油を配合
・紫外線吸収剤も配合されており、日中の乾燥や日差しからの保護にもおすすめ

質感をすばやく整えるシリコン成分と、植物オイルでの保湿・保護を両立させた、扱いやすいヘアオイルです。

ホホバ種子油やバオバブ種子油など、髪なじみの良いオイルが幅広く使われています。

日中の乾燥が気になる方だけでなく、日頃の紫外線対策もあわせて行いたい方、ハーブの香りでケアの時間を心地よくしたい方にもおすすめです。

マツキヨココカラ&カンパニー アルジェラン モイストグローヘアオイル 55ml ¥1,760(税込)

▼おすすめポイント

・マツキヨココカラ&カンパニーのオリジナルオーガニックブランドのアイテム

・高知県産のかやオイルやウチワサボテンオイルなど、和の植物オイルを配合
・ゼラニウム&ベルガモットを軸にした、華やかな香りも魅力のポイント

100%植物由来成分でつくられた、髪・体・手と全身に使えるヘアオイルです。

ローズマリー葉油は補助的な配合となっているのですが、コメヌカ油・オリーブ果実油・ホホバ種子油など、保湿に向くオイルが冒頭から並ぶ処方になっています。

そのため、乾燥して広がりやすい髪をしっとりまとめたい方におすすめです。

また、濡れ髪のような質感のヘアセットを楽しみたい方も満足しやすいでしょう。

さいごに


ローズマリーオイルは、即効性のある医薬品ではなく、毎日のケアに寄り添う補助的なサポート役です。

希釈率や保存方法といった基本を意識し、頭皮の様子を見ながら半年単位で続けましょう。そうすることで、髪と頭皮の状態を整えやすくなります。

刺激を効果と勘違いせず、家族の体調にも配慮するなど、安全に使う視点も大切です。

自作の管理が難しい方は、ローズマリー配合のシャンプーから無理なく取り入れていきましょう。

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