「雨の日になると髪がぼそぼそしてまとまらない」
「朝はきれいだったのに、午後にはパサパサに広がってしまう」
「湿気が多い日は髪がゴワついて老けて見える気がする」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、湿気で髪がぼそぼそになる原因は、単純に水分が多いからではありません。
髪内部の水分バランスの乱れや、キューティクルのダメージ、加齢による髪質の変化などが重なることで、湿気を吸いやすい状態になり、パサつきや広がりが目立つようになります。
特にカラーや白髪染め、ヘアアイロンを日常的に使う方は、気づかないうちに湿気の影響を受けやすい髪になっているケースも少なくありません。
この記事では、
・湿気で髪がぼそぼそ・パサつく原因
・髪質別に異なる湿気トラブルの特徴
・美容師が実践するホームケア方法
・雨の日でもまとまりをキープするスタイリング術
・湿気対策におすすめのヘアケアアイテム
を詳しく解説します。
梅雨や雨の日でも指通りの良い、まとまりのある髪を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
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Toggle湿気で髪がパサつく原因とNG習慣

湿気の多い時期に、朝しっかりブローした髪が午後にはうねりや広がりに戻ってしまうといった経験を、誰もが一度はしていることでしょう。
以下ではそうなる理由を髪の構造から解説し、自分の症状の正体と、避けたい習慣まで一気に整理します。
湿気で髪がパサつき広がる原因とは?
実際に美容室で働いていた頃、お客様から最も多く聞かれた質問のひとつがこれでした。
- 広がった髪をしっかり整えてから外に出たのに、お昼ごろには元に戻ってるのはなぜ?
- 美容室で髪をきれいにしてもらったのに、自宅に帰ったらいつもの髪型に戻ってた。
その答えは、髪の中で起きている2つの化学反応にあります。
まずは、髪内部にある水素結合に関してです。
髪の主成分であるたんぱく質には、水に濡れると切れ、乾くと再結合する水素結合という結合があります。
ブローで髪が整うのは、この結合をまっすぐな状態で固定しているからです。
ところが湿度の高い日は、大気中の水分子がキューティクルの損傷やCMCの乱れを通じて水分が浸透し、せっかく整えた水素結合が「不規則に切れる → つながり直す」を繰り返します。
これが、うねりや広がりを生む直接的な原因です。
湿気によって髪内部に水分が入ると、水素結合が切断され、髪が広がった状態のまま乾燥される。この状態で再度水素結合が起こることで、髪がうねったり広がったりするようになる。
※引用:タカラベルモント|TB-PLUS|湿気による髪の悩みの原因とは?うねりや広がりを防ぐ方法
次に、コルテックスの膨張率の差です。
髪の内部にある「コルテックス」という組織には、水を吸いやすい領域と、吸いにくい領域が混在しています。
- 親水性領域:湿気を吸って大きく膨らむ
- 疎水性領域:形状の変化が少ない
1本の髪の中で膨らみ方に差が出るため、物理的な歪みが生まれ、爆発的な広がりやうねりが起きます。
つまり湿気で髪が崩れるのは意志の弱さでも髪質のせいでもありません。
髪そのものが水分と反応する性質を持っているからです。
美容室で先輩から、理想の髪型を提案するより、その方の悩みに合わせた髪型を提案できるかどうかが大事と教わった経験がありました。
くせ毛でうねりやすい方や乾燥しやすい方ほど湿気の影響を強く受けるため、自分の髪質に合ったケアと髪型を選ぶことが、湿気対策の第一歩になります。
【症状別】ぼそぼそ・パサつき・チリチリ、髪の中で起きていることは違う
湿気で髪がまとまらないと一言で言っても、髪の中で起きていることは症状ごとに異なります。
自分の髪が今どの状態に近いかを把握するのが、適切なケアを選ぶ近道です。
| 症状 | 髪の内部状態 | 主な原因 | 手触り・見た目の感覚 |
| ぼそぼそ・ゴワゴワ(質感の低下) | 内部の栄養が流出し、キューティクルが剥がれている | カラー、パーマ、ヘアアイロンによる熱ダメージ | 手触りが硬い、ブラシが引っかかる |
| パサつき(乾燥・広がり) | 内部の水分・油分が不足している | 乾燥した室内、紫外線、ダメージによる水分保持力低下 | ツヤがない、広がってまとまらない |
| チリチリ・縮れ(形状の変化) | 内部のたんぱく質のバランスが崩れ、うねり・縮れが出ている | 加齢、ホルモンバランスの乱れ、湿気、重度のダメージ | ボコボコしている、特定の場所だけチリチリする |
特に美容室で働いていた時期に印象に残っているのは、白髪が伸びるたびに我慢できず1ヶ月以内に白髪染めへ来店されていたお客様です。
頻度の高い染毛で、ゴワゴワ・ボソボソの髪質になっていました。
ただ、ご本人にお伝えしていたのは「白髪染めそのもののダメージだけが原因ではない」という点です。
染毛による頭皮のダメージ、加齢で進む細毛化、湿気の吸収しやすさなど、いくつもの要因が重なってパサつきに繋がっているケースがほとんどでした。
40代以降に違和感が出てきたと感じる方も同じです。
加齢による髪の空洞化と湿気の影響が重なって表面に現れているケースが多くあります。
自分の症状の正体が見えると、次のケアで何を優先すべきかが自然に見えてくるはずです。
湿気でパサつきやすい髪の特徴

同じ湿度の日でも、髪がすぐ広がってしまう方と、ほとんど変わらない方がいらっしゃいます。
この差を生んでいるのが、髪内部の構造と表面の状態です。
湿気に弱い髪には共通する特徴があり、ご自宅でもチェックポイントを把握できれば見極められます。
まずは、ご自身の髪が湿気に弱いかどうかを4項目のセルフチェックで確認しましょう。
続いて、これから紹介する4タイプ別に、湿気でパサつく構造的な理由を解説します。
ご自身の状態に最適なケアを選ぶ手がかりとしてご活用ください。
あなたの髪は湿気に弱い?4項目のセルフチェック
湿気で広がりやすい髪かどうかは、自宅にある鏡と一本の髪の毛だけで簡単に確認できます。
美容室の現場で美容師が行っている方法を、自分で行えるように簡単にアレンジしました。
まずは以下の表を見て、ご自身の髪がどの項目に当てはまるかを見てみましょう。
| 診断項目 | チェック方法 | 湿気に弱い髪(吸水毛)の特徴 |
| 手触り | 耳の後ろから内側の髪を1本抜き、指の腹で根元から毛先までなぞる | ・ザラつき、凹凸を感じる ・毛先がチクチクと刺さる |
| 形状 | 抜いた1本を白い紙の上に置き、真上から観察する | ・太さがまばら ・途中でうねる・毛先が割れている |
| 吸水スピード | シャワー直後、毛先が水を弾くか・すぐ重くなるかを確認する | 5秒以内に水を吸い、毛束がずっしりと重くなる |
| 弾力 | 濡れた毛束を軽く引っ張り、離した直後の戻り方を見る | ・ゴムのように伸びてゆっくり戻る ・逆に髪が戻らない |
4項目のうち2つ以上当てはまった方は、湿気の日にパサつきや広がりが出やすい「吸水毛寄り」の髪質と考えられます。
多くの内容に当てはまった方は、これから紹介するケアを毎日のルーティンに組み込んでみてください。
湿気でパサつく理由を髪質タイプに分けて解説
先ほどのチェック項目に当てはまったものが多くて、湿気に弱い髪だと判明したとしても、その原因は髪質のタイプによって少しずつ異なります。
原因が違えば対策も変わるため、ご自身がどのタイプに近いかを見極めてからケアの方法を選ぶようにしましょう。
よく見かけたタイプを、髪内部の構造の違いから整理しました。
- ダメージ毛:カラーやアイロンの熱でキューティクル表面に穴があき、水分が出入りしやすい
- くせ毛:髪内部のたんぱく質が不均一で、湿気を吸った箇所だけが偏って膨らむ
- 猫っ毛(細毛):毛髪自体の密度が少なく、湿気を含んだ重みでぺたんと潰れやすい
- エイジング毛:内部の結合が減って空洞化し、外気の水分を吸って広がりやすい
中でもエイジング毛は、年齢を重ねるほど顕著にあらわれます。
髪の老化のメカニズムについて、以下の記事では次のように解説されていました。
髪の毛を構成するタンパク質というのは、複数の「SS結合」によって支えられているんですけど、健康的な髪の毛にはSS結合がたくさんあるんですね。これが、エイジングしていくにつれて減っていってしまうんですよ。そうすると、タンパク質が流出していって、髪の毛がスカスカになってしまいます。
※引用:ミルボン|Find Your Beauty MAGAZINE|髪の老化を食い止めるのはとある”動物の毛”!? 最新のストレートパーマ技術を解説|岡本さん
ご自身に近いタイプが見えてきたら、これから紹介する湿気対策の中で自分のタイプに効果的だという方法を意識的に選んでいただくと、毎日のケアの満足度が一段上がります。
今日からできる湿気のためのパサつき対策と、雨の日の応急処置方法

雨の日や湿度の高い時期は、いつものケアだけでは髪のパサつきや広がりが収まらない場面がよくあります。
だからこそ大切になるのが、毎日のケアの精度を一段上げる工夫と、外出先での応急処置を組み合わせた二段構えの対策です。
以下では、シャンプー選びから雨の日のお直し術まで、当日から取り入れていただける実践的なテクニックをまとめました。
成分から見極める!湿気に効くシャンプー・トリートメントの選び方
湿気に強い髪を育てる第一歩は、毎日のシャンプー・トリートメント選びから始まります。
しっとり、うるおいといったパッケージの印象論ではなく、配合成分から逆引きで選ぶように意識しましょう。
そうすれば湿気で揺らがない手触りに近づけます。
以下はチェックするべき代表的な4つの成分についての内容です。
| 成分 | 役割 | 湿気対策のメリット |
| 加水分解ケラチン | 髪内部のたんぱく質を補修 | 水分バランスを整え、広がりを抑えられる |
| セラミド | キューティクル間の脂質を補強 | 水分の出入りをコントロールできる |
| γ-ドコサラクトン | 熱でキューティクルを補正する | ドライヤー時に湿気に対する耐性ができる |
| アミノ酸系洗浄成分 | マイルドな洗浄成分 | 必要な皮脂を残し、乾燥が防げる |
成分表は読み解き方さえ覚えれば、誰でも品質を見極められます。
美容師時代にお客様によくお伝えしていた、すぐ実践できるチェックポイントが以下の3つです。
- 購入前にパッケージの裏を確認して品質チェックする習慣を付ける
- 水の次にラウレス硫酸系、オレフィンスルホン酸系がある場合は洗浄力が強すぎるかもしれない
- 成分表の冒頭2〜3行を意識するだけで毛先のパサつきが抑えられる
成分が変われば仕上がりも変わります。
湿気が気になる季節は、保湿系の成分が冒頭付近に配合された処方を選ぶのが近道です。
キューティクルを守るタオルドライの正しい方法
シャンプー後の濡れた髪は、キューティクルが開いた非常にデリケートな状態にあります。
この状態でタオルドライをする際に、叩く、擦るといった行動をとってしまうのはよくありません。
もし、このようなNG行動をとってしまうと、せっかく入れたトリートメントの効果も一緒に流れ落ちてしまいます。
タオルドライは包んで湿気を吸わせましょう。
- NG:ガシガシ拭き → 摩擦でキューティクルが剥がれ、湿気のたびにパサつきが出てしまう
- OK:プレス&吸水 → タオルで毛束を挟み、軽く押さえて水分を吸わせる
- OK:地肌は揉むように → 頭皮はタオル越しに揉み、水分を集中的に取る
- OK:毛先はターバン放置 → 1〜2分タオルで包んでおくと、毛先の水滴が自然に吸い取れる
タオルドライをサボると、ドライヤーの熱で水分が蒸発し、髪の毛の負担が大きくなります。
ドライヤーの工程の質を決めるのが、まさにこの数十秒の丁寧さです。
湿気に負けない髪を作るドライヤーの3ステップ
タオルドライで土台を整えたら、次はドライヤーで仕上げの精度を高めていきましょう。
湿気に強い髪は、乾かす順番と風の当て方ひとつで大きく差が出ます。
以下のステップを意識するだけで、翌朝の手触りが変わってくるはずです。
- 水分が多く残る根元を先に乾かせば、毛先の乾かしすぎを防げる
- 上から下に風を当てて、キューティクルの流れを整える
- 8割乾いたら冷風に切り替えて、キューティクルを引き締めてツヤ感を出やすくする
特に冷風へ切り替えるタイミングを意識できれば、乾かしすぎによる髪のダメージを予防できます。
仕上げに冷風を入れると、髪が冷えるあいだに水素結合が再結合し、湿気が入りにくいフラットな状態に表面を整えられるでしょう。
この水素結合の仕組みは、寝ぐせやパサつきの予防にも深く関わっています。
なかでも水素結合は、髪が濡れると切れ、乾くと固定されるという性質があり、切れた状態では髪がやわらかく曲がりやすくなります。
そのため、濡れたまま寝ると、髪が枕との圧力で曲がり、そのまま乾くことで形が固定され、寝ぐせになってしまうのです。
※引用:DEMI LABO(デミラボ)|寝ぐせがつくのはなぜ?つけにくくする習慣、手早いケア方法を紹介
生え際のうねりが固定される前に水分を抜いておくと、朝のヘアセットが楽になるでしょう。
また、以下は美容師の時にお客様にお伝えしていた乾かし方です。
これも参考にしてみてください。
- 20cmは離して使う:焦げた臭いを感じたら熱で毛がチリチリになっているサイン
- ドライヤーを振りながら乾かす:一点に集中する熱のダメージを防げる
- 風は髪と平行に流す:熱がこもらず乾きやすくなる
- 乾かす前にアウトバスを仕込む:熱から守る土台を作っておくと仕上がりが安定する
距離・角度・前処理の3点を意識するだけで、毎日のドライヤーの時間がダメージケアとして役立つようになるでしょう。
雨の日の応急処置と、道具なしでもできるお直し術
外出先で湿気にやられた時は余分な水分を除去し、表面を再コーティングしましょう。
この2ステップが応急処置の基本です。
アイテムが手元にある場合とない場合で、それぞれ取れる手段を整理しておきましょう。
- ドライシャンプー・パウダー:根元の水分と皮脂を吸着し、潰れた頭頂部をリセット。
- マスカラ型スタイリング剤:浮いたアホ毛をピンポイントで抑えてツヤを加える。
- コードレスヘアアイロン:頑固なうねりやチリつきを熱で整える。
外出時間や髪型に応じて1〜2点を持ち歩くと、ランチ後やカフェにある鏡を使って短時間に整えられるはずです。
- 前髪の皮脂オフ + 指先で束感:ティッシュで皮脂を取り、指のバーム少量で整え直す。
- 分け目を1cm変える:ペタッとした根元を、比較的すぐにふんわりできる。
道具がなくても、髪の構造とクセを理解していれば選択肢は広がります。
なかなか続かないといったお悩みをお持ちの方は、ポニーテールやくるりんぱのような簡単なヘアアレンジを使い、アレンジ前提の髪型を選ぶのもおすすめです。
髪への湿気対策に効果的なオイル・スプレー・スタイリング剤の使い分け

湿気対策で使うアウトバストリートメントやスタイリング剤は、種類だけでなく、どこに付けるかで仕上がりが大きく変わります。
これは、広がりやすい中間〜毛先の内側から塗り始め、手に残った分を最後に表面へすべらせる、という順序で使うのがコツです。
最初から根元に直接つけてしまうと、頭皮の皮脂と混ざってベタつきが出るだけでなく、重みで根元が潰れてしまう原因にもなってしまいます。
「内側から付け始めて外側を仕上げる」といった順番を意識してみてください。
それだけでも、同じアイテムでも湿気の日の持ちが一段変わるはずです。
この基本を踏まえて、ここからは以下の4アイテムを、それぞれの役割と使いどころを整理しました。
ヘアオイル:外気の湿気を弾くバリアの役割
ヘアオイルの最大の役割は、油分の膜で髪表面をコーティングし、外気の湿気を弾くバリアを作ることです。
朝のヘアセット前にブラッシングの下地として一度なじませておくと良いでしょう。
櫛通りが整い、続くヘアアイロンやスプレーの効果も入りやすくなるはずです。
- 軽め(サラサラ系):細毛や猫っ毛におすすめ。ボリュームを潰さず湿気だけブロックできる。
- しっとり(重め系):硬毛・くせ毛・ダメージ毛におすすめ。しっかりとした撥水膜を作れる。
ご自身の髪質と、その日の湿度に合わせて2本を使い分けると、ベタつかずに湿気を防げます。
ヘアミルク:パサついた髪を内側から補修する
ヘアミルクは水分含有量が多く、髪内部への浸透力に優れた内部補修役のアイテムです。
ダメージで乾燥した髪はオイルだけでは、保湿が追いつかないケースもよくあります。そこでヘアミルクの出番です。
水分とたんぱく質を補ってからオイルでフタをするのが理想的な使い方です。
湿気でゴワついた髪も、ミルクをなじませると指通りが復活し、その後のヘアセットが楽になるでしょう。
- 乾燥が強い方:ヘアミルク
- 表面のツヤ感重視:ヘアオイル
- 両方気になる方:両方を順に重ねる
過去に、ミルクとオイル、どちらを買うべきかとご相談を受けた時には、以下のようにおすすめしていました。
ヘアスプレー:作った髪型を固めつつ、湿気から守る
ヘアスプレーは細かい粒子で髪表面に被膜を張り、形状を記憶させるアイテムです。
前髪のカールをキープするといった使い方や、巻き髪の形をキープしたい場面、強風や雨が予想される日に活躍します。
- 前髪・顔まわりキープ:軽めのスプレーを20〜30cm離して全体的にミスト状にかける
- カール・巻き髪の固定:毛束の内側からスプレーするとパリつきにくく自然に仕上がる
- NGの使い方:オイルなどの保湿剤を仕込まずに、スプレーだけかける → パサつきが強調される
ヘアスプレーは、下地で整えてから使うのが鉄則です。
保湿剤とセットで使う前提で考えていただくと、湿気の日にも自然なツヤ感を保てるでしょう。
ヘアバーム・ワックス:ぼそぼそする毛先を密着して濡れ髪を演出
ヘアバームはヘアオイルを固形化したアイテムで、毛先への密着力が非常に高いのが特徴です。
湿気で枝毛や切れ毛がぼそぼそ浮いてしまう髪も、バームを少量なじませると束感が出て、濡れ髪風のおしゃれな質感に変わります。
オイルだけでは抑えきれない雨の日や、毛先の広がりが特に気になる日に頼れるアイテムです。
手のひらでしっかり溶かしてから、気になる毛先を中心にギュッとつまむように使ってください。
そうすると、自然な束感と艶感が両立できます。
湿気の日のぼさぼさ対策アイテムとして、ポーチに1個常備しておくと安心です。
湿気・パサつき対策におすすめのヘアケア&スタイリングアイテム10選
ここからは、湿気によるパサつき・うねり・広がりに悩む方に向けて、おすすめのアイテムをご紹介します。
シャンプー・インバス、アウトバストリートメント・スタイリング剤までジャンルを横断し、各アイテムが湿気対策にどう良いのか解説しました。
市販で手に入れやすい価格帯のものから、サロン専売の本格派アイテムまで揃えているので、ご自身の髪質やお悩みに合う1本を見つけてみてください。
コタ アイ ケア シャンプー7 300ml ¥3,080(税込)
コタ アイ ケアはサロン専売シャンプーの中でも特に湿気対策に強いラインです。
中でもこの7番は重めの質感を作れるため、雨の日でも広がりにくい仕上がりに整えてくれるでしょう。
洗浄成分はラウロイルメチルアラニンNaや、ココイルグルタミン酸TEAといったマイルドなアミノ酸系がベースとなっており、洗うたびに必要な潤いを残しながらしなやかに整います。
さらにそこに、サフラワー油や水酸化レシチンが含まれている点がポイントです。
外気の湿気が髪内部に入り込むのを物理的にブロックしてくれます。
普段使いでサロンシャンプーをとりあえず試したい方や、毛先のパサつきを抑えたい方は試してみてください。
DEMI MILLEUM ヘアケア シャンプー 800ml 2,541(税込)
DEMI MILLEUMは比較的シンプルな処方ながら、湿気対策に必要なポイントをしっかり押さえたシャンプーです。
価格帯も控えめなため、毎日使いたい方にもうれしいポイントではないでしょうか?
メインの洗浄成分はコカミドプロピルベタインとココイルメチルタウリンNaです。
赤ちゃん用シャンプーにも使われるレベルのマイルドさで、頭皮への負担を抑えながら、仕上がりもサラサラになります。
加水分解コラーゲンが髪のインナードライを解消し、リンゴ酸が開いたキューティクルを引き締めるため、雨の日でも広がりにくくなるでしょう。
「湿気対策はしたいけれど、髪がペタンコになるのは避けたい」という方や、敏感肌で頭皮環境を整えたい方にもおすすめです。
hagukumi+ coconeクレイクリームシャンプー 380g ¥3,780(税込)
hagukumi+のクレイクリームシャンプーは、強い界面活性剤に頼らず、炭やカオリンの吸着力で汚れを落とす独特な処方が特徴です。
洗浄力で潤いを奪わないため、極度にパサついた髪でも気軽に試せるでしょう。
成分表の中盤には、ホホバ種子油・アーモンド油・バオバブ種子油・スクワラン・ハチミツといった高級保湿成分がずらりと並んでいます。
さらに、後半には海藻エキスが豊富に配合されており、内側を満たして外側を包み込む二重構造で、雨の日でも広がりにくい髪へ導いてくれる点も魅力の一つです。
極端にパサつく方や、シャンプーの洗浄力で乾燥が悪化していると感じる方と相性が良いシャンプーと言えるでしょう。
ルベル イオ クリーム メルトリペア 600ml ¥3,960(税込)
ルベルのイオ クリーム メルトリペアは、ハチミツが水の次に高配合されている贅沢な処方が魅力のトリートメントです。
ハチミツは天然の吸湿・保湿成分のため、安心して保湿できるでしょう。
脂肪酸やラウロイルグルタミン酸など、髪内部の細胞を繋ぎ止めるCMC類似成分も配合しています。
ダメージ毛や加齢でスカスカになった髪を内側から補修しつつ、メドウフォーム油とシリコン成分が表面を物理的にブロックできるシャンプーです。
市販のトリートメントでは満足できなくなり、サロントリートメントへステップアップしたい方にちょうど良いでしょう。
価格と内容量のバランスも良く、コスパ重視の方にも向いています。
Mellia アイムラフロリア モイスト トリートメント 300g ¥3,850(税込)
Melliaのアイムラフロリアは、最新の髪質改善成分であるトステアを採用したトリートメントです。
ドライヤーの熱と反応して髪の内部結合をサポートし、うねりにくい髪を作りやすくするのが特徴となっています。
美容室の高級ダメージ補修メニューでも使われるプレックス成分に加え、セラミドNG・NP・APの3種類とクオタニウム-33を配合している点も魅力の一つです。
内側を強化しながら表面をコーティングすることで、雨の日でも安心して外出できるのではないでしょうか?
補修しながらまとまりも欲しい方や、湿気のうねりを根本から改善したい方におすすめのトリートメントです。
MARKS&WEB トリートメントヘアエマルジョン 100ml ¥1,980(税込)
MARKS&WEBのヘアエマルジョンは、乳液タイプの軽い質感でありながら、湿気対策に効く成分をバランスよく配合したアウトバストリートメントです。
注目したいのはγ-ドコサラクトンで、ドライヤーやアイロンの熱と反応して髪のたんぱく質と結合し、めくれたキューティクルを整えてくれます。
ハイブリッドヒマワリ油・シア脂・スクワランといった良質なオイルが、やわらかい髪に仕上がりやすくしている点も魅力に感じる方もいるでしょう。
エモリエント効果の高い乳液系アウトバスを探している方や、やわらかい質感を目指す方におすすめです。
さらに、肌がデリケートな方でも毛先まで安心してお使いいただけます。
ハホニコ レブリ ヘアーローションα 240ml ¥3,960(税込)
ハホニコのレブリ ヘアーローションαは、美容室での酸熱トリートメントで主役となるプレックス成分をふんだんに配合したローションタイプのアウトバスです。4種類の酸が、ダメージで弱った髪の内部結合を補強してくれます。
(ラネス-40マレイン酸Na/スチレンスルホン酸)コポリマーがドライヤーの熱で特殊な皮膜を作り、湿気を吸ってもうねりにくい状態をキープできるでしょう。
さらにシロキクラゲ多糖体や異性化糖がパサついた髪に水分をギュッと届け、内側からみずみずしい質感を作ります。
ローションタイプで伸びが良く、髪内部まで浸透しやすい付け心地も魅力の一つです。
付けやすさを重視する方や、髪質改善寄りのケアを自宅で取り入れたい方にもちょうど良いでしょう。
フィヨーレ Fプロテクト C・A トップコート 30ml ¥880(税込)
フィヨーレのFプロテクト C・A トップコートは、サロントリートメントをした後の状態をキープするために設計されたアウトバスミルクです。
コーティング力と熱保護効果を兼ね備えており、雨の日にヘアセットをした髪型の持ちが良くなります。
セテアラミドエチルジエトニウムサクシノイル加水分解エンドウタンパクが、剥がれたキューティクルの隙間を埋めて湿気をシャットアウトするためです。
さらに、γ-ドコサラクトンがドライヤーの熱でキューティクルを整え、シリコン成分などが髪1本1本を薄く均一に包み込むのも関係しています。
KYOGOKU ブラックダイヤモンド スプレー 180g ¥3,630(税込)
KYOGOKUのブラックダイヤモンドスプレーは、ツバキ種子油とアルガニアスピノサ核油というヘアオイルをスプレータイプで配合した万能アイテムです。
霧のように細かく均一に広がるため、手でつけるオイルにありがちな重さで髪が潰れるといった事態を避けやすくなっています。
メトキシケイ酸エチルヘキシルというUVカット成分も入っており、紫外線によるダメージも予防しやすいでしょう。
さらにヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチンと加水分解シルクが、日中に浮いてくるアホ毛やチリつきをケアしてくれます。
朝のヘアセット時にはもちろん、日中の湿気対策として持ち歩きたい方におすすめの1本です。
ミルボン ニゼル ドレシア ジェリーM 90g ¥2,178(税込)
ミルボンのニゼル ドレシア ジェリーMは、ジェルのツヤ感とクリームの馴染ませやすさを融合させたスタイリング剤です。
オイルではセット力が足りないけど、ワックスは固まりすぎると感じる方にちょうど良い使い心地に仕上がっています。
ミネラルオイル・シア脂油・シア脂・スクワランが豊富に配合されており、パサついた毛先に対して効果的です。
同時にキャンデリラロウなどが、湿気で膨らむボリュームをタイトに抑えながら、髪のしなやかな動きはキープできる点も欠かせません。
巻き髪をキープするために使いたい方や、濡れ感を楽しみたい方、さらに湿気で広がる前髪・表面のアホ毛を抑えながらツヤを出したい方にもちょうど良いアイテムでしょう。
さいごに
髪内部が外気の水分を吸い込みやすい状態になっているのが、湿気で髪がパサつく原因です。
これは、毎日の小さなNG習慣の積み重ねにあります。
だからこそ、シャンプー選びからドライヤーの当て方、アウトバストリートメントやスタイリング剤の使い分けまで正しい対策の方法を把握しましょう。
今日ご紹介したケアの基本とアイテムから、ご自身の髪質に合うものを1つずつ取り入れてみてください。
毎日の積み重ねが、雨の日にも揺らがない髪へとつながります。









