「最近、抜け毛が増えた気がする。」
「頭皮の臭いやかゆみが気になる。」
「年齢とともに髪が細くなってきた。」
このような悩みを抱えていても、髪そのもののケアばかりに目が向いていませんか?
近年、美容や皮膚科学の分野で注目を集めているのが「頭皮マイクロバイオーム」です。
頭皮には数え切れないほどの常在菌が暮らしており、それぞれがバランスを保つことで、頭皮環境やバリア機能を支えています。
しかし、そのバランスが乱れると、フケ・かゆみ・臭いだけでなく、抜け毛やエイジングサインにも影響を与える可能性があることがわかってきました。
まだ新しい研究分野ではありますが、世界では頭皮マイクロバイオームに着目したヘアケア製品やスカルプケアも増え始めています。
この記事では、
- 頭皮マイクロバイオームとは何か
- 抜け毛やエイジングとの関係
- 菌バランスが乱れる原因
- 今日からできる頭皮環境の整え方
- おすすめのスカルプケアアイテム
について、美容師の視点と最新の研究をもとにわかりやすく解説します。
将来の髪を守るためにも、まずは「頭皮に住む菌」という新しい視点からヘアケアを始めてみましょう。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
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Toggleそもそも頭皮マイクロバイオームとは?

マイクロバイオームという言葉、最近よく耳にしないでしょうか?
もとは micro(極小)と biome(生物群系)という二つの言葉が組み合わさってできた、目に見えない小さい微生物の集まりという意味です。
腸内環境の話題で語られることが多いですが、私たちの頭皮にも、独自の小さな生態系が広がっています。
それが頭皮マイクロバイオームと呼ばれるものだと思っておいてください。より詳しい内容を以下で詳しくまとめました。
頭皮マイクロバイオームについて解説
頭皮の表面、そして毛穴の奥には、細菌・真菌・ウイルスといった無数の微生物が暮らしています。
その密度はなんと、1cm²あたり数百万〜数千万程度とされることが多いです。
手のひらほどの面積に、想像が追いつかないほどの命がひしめき合っていると思うと不思議ではないでしょうか?
その中でも代表的な顔ぶれが、以下の4種です。
- アクネ菌(プロピオニバクテリウム科)
- ブドウ球菌(スタフィロコッカス科)
- コリネバクテリウム属の菌
- マラセチア菌(真菌)
それぞれが互いにバランスを取りながら頭皮に共存しています。
スキンケアに関心のある方なら、肌の常在菌を大切にというフレーズはきっと耳に馴染んでいるはずです。
しかし、これが頭皮の話になると途端に意識が薄れてしまう人が多いように感じます。
洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗いすぎてしまい、必要以上に菌を取り去ってしまうと、頭皮もまた、肌と同じように揺らいでしまうのは必然です。
顔の延長線上にある肌として、頭皮にも常在菌へ目を向けてください。
細菌叢と頭皮状態の関係を示す一例として、フケにおける細菌叢の解析がされています。(図)
※引用:花王 ヘアケアサイト|頭皮の菌 https://www.kao.com/jp/haircare/health-of-scalp/21-4/
・健康な頭皮の細菌叢は、プロピオニバクテリウム科(代表例:アクネ菌)の比率が高い
・フケ症の細菌叢では、スタフィロコッカス科(代表例:ブドウ球菌)の比率が高い ことが分かります。
腸内マイクロバイオームとの違い
マイクロバイオームと聞いて多くの方がまず思い浮かべるのは、やはり腸内環境のお話ではないでしょうか?
たしかに腸は、消化や免疫といった全身の調子を司る、いわばマイクロバイオームのメインの話となるのは間違いありません。
一方で頭皮のマイクロバイオームは、皮膚バリアの形成や毛穴まわりの環境づくりという、まったく別の舞台で重要な役割を果たしていると意識してください。
舞台は違えど、近年では腸と皮膚の状態がゆるやかにつながっているという存在も指摘されるようになってきました。
まだ研究の途上にある分野ではありますが、内側のケアと外側のケア、その両方が結びついているかもしれないという視点を持っておくと、ヘアケアの選び方にも自然と幅が生まれてくるはずです。
頭皮環境を支える3つの役割
では、頭皮マイクロバイオームは具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?
大きく分けると、次の3つの役割が挙げられます。
- 皮膚バリア機能の維持:菌の代謝産物が角層と協力し、外的刺激から頭皮を守る
- 病原菌の侵入抑制:善玉菌が”場所取り”することで、悪玉菌の増殖を防ぐ
- 弱酸性環境の維持:菌の働きで頭皮をpH4.5〜6の弱酸性にキープし、トラブルが起こりにくい土台をつくる
美容室でお客様の頭皮を診させていただいていると、ベタつきが強い方、独特のにおいを感じる方というのは、決まって頭皮全体のコンディションも芳しくない傾向があります。
さらにかゆみを訴える方も同じく、なんとなく頭皮全体が”揺れている印象を受けていたことが多かったです。
これらの背景には、もしかするとマイクロバイオームの乱れが潜んでいるのかもしれません。
では、その揺らぎはなぜ起こるのでしょうか?
これから頭皮マイクロバイオームのバランスが乱れる原因と、私たちが見落としがちな兆候について、もう一歩踏み込んでお話ししていきます。
頭皮マイクロバイオームのバランスが崩れる原因と兆候

シャンプーしたばかりなのに夕方には独特の臭いが気になる、抜け毛も増えた気がするといった違和感を抱えているのなら、それは頭皮にいる菌のバランスが乱れているサインなのかもしれません。
以下では、目には見えにくいマイクロバイオームの乱れがなぜ起きるのか、そして私たちが見逃しがちなポイントについても見ていきましょう。
バランスが乱れる主な原因
頭皮にいる菌のバランスが乱れる要因は、決して特別なものではありません。
日常の中に、当たり前のように紛れ込んでいます。
- 皮脂の過剰分泌や不足:洗いすぎ・洗わなすぎ、どちらも均衡を崩す要因になり得る
- 乾燥:水分量の低下が、常在菌の住みかを脆くする
- ホルモンバランスの変化:思春期・更年期・産後など、体内の波が頭皮にも影響を与える
- ストレス・睡眠不足:自律神経の乱れが皮脂分泌と免疫のバランスを揺さぶる
- 加齢:年齢を重ねるにつれ、菌の多様性そのものが変化していく
- 環境要因:高温多湿、長時間の帽子着用なども密かな引き金になる
ひとつひとつは些細でも、複数が重なれば、頭皮の状態はジワジワと揺らぎはじめます。
見逃したくない兆候
頭皮のマイクロバイオームが乱れている時、サインは案外わかりやすい形で現れます。
代表的なものとしては、以下の4つです。
- フケ:肩に白い粉が落ちはじめる
- かゆみ:地肌のかゆみが治まらない
- 臭い:皮脂の酸化や、加齢臭の原因物質であるノネナール、ジアセチルによって臭いが漂う
- 抜け毛の増加:髪のボリュームが減り、地肌が透けて見えはじめる
こうした症状の裏では、善玉として働く菌が減り、代わりに別の菌が勢力を強めている状態が起こっていることが少なくありません。
とりわけ臭いは、皮脂の酸化や、菌が皮脂を分解するときに生まれる代謝の痕跡です。
シャンプー後しばらくして漂うあの独特な香りは、菌たちが活動している証でもあります。
そして近年、抜け毛の悩みと頭皮の菌バランスとの関係についても、少しずつ理解が深まりつつあります。
なんとなく抜け毛が増えてきた、地肌が透けて見えるようになってきたといったサインは、菌のバランスや皮脂組成のゆらぎが背景に潜んでいる可能性も否定できません。
当社は、遺伝性以外の要因として頭皮環境との関係性に着目し、AGA群(55名)と非AGA群(63名)の日本人男性118名の頭皮の皮脂、細菌、真菌を分析しました。その結果、皮脂では皮脂中のトリグリセリドの占める割合が、AGA群において非AGA群よりも高いことが分かりました(図1)。
※引用:大正製薬|男性型脱毛症「AGA」患者の頭皮に粘度の高い皮脂成分(トリグリセリド)が多いことを発見
頭皮の状態にどこか違和感があった時、それは菌たちが揺らいでいる合図かもしれません。
抜け毛を気にされている方こそ、まずはフケやかゆみといった頭皮の異常を放置せず、早めの対策を心がけましょう。
さらに踏み込んで言うなら、フケが目立ちはじめる前の段階から予防を意識しておいてください。
そのほうが、菌のバランスは持ち直しやすいはずです。
これが美容室で多くの頭皮を診てきた一人としての実感です。
まずは先ほど紹介したそれぞれの原因を、日々の暮らしのなかで少しずつ意識してみましょう。
ちょっとした習慣の見直しが、未来の頭皮を大きく左右します。
フケから把握する頭皮の菌バランスの変化
頭皮の異変の中でも、特に目に見えやすいサインがフケです。
一般的に、マラセチア(真菌)の関与がかなり大きいのですが、健やかな頭皮とフケが出ている頭皮では、住んでいる菌の構成比が違う、ということが少しずつ研究で明らかになってきました。
健康な頭皮には、アクネ菌(プロピオニバクテリウム科)が比較的多く存在し、菌たちが穏やかにバランスを取ってくれています。
ところがフケが目立ってくる時には注意しましょう。
ブドウ球菌(スタフィロコッカス科)の比率が増え、菌の分布が大きく傾いていく傾向が見られるからです。
ちなみに頭皮に住む真菌の中では、マラセチア菌の一種が圧倒的なシェアを占めていることもわかっています。
健常な頭皮(フケスコア=0,48サンプル)及びフケを有する頭皮(フケスコア1〜4,42サンプル)の頭皮菌叢を比較した結果を図2に示す。図2よりスタフィロコッカス科が健常な頭皮では14.8%であるのに対し、フケ症を有する頭皮では49.4%であることが判明した(図2)。
※引用:花王|フケ症の評価方法
そして最後に、美容室の現場でよく見かけるある勘違いについてお伝えしておきたいと思います。それが、洗いすぎ問題です。
頭皮がかゆい、ベタつくと感じたお客様の多くが、気持ち悪いからと必要以上にシャンプーの回数を増やしてしまっているケースに、私は何度も出会ってきました。
中には「菌が増えているのではと不安で、1日に2回も3回も洗っているという声まで聞いた覚えがあります。
けれど、これは残念ながら逆効果です。
強い洗浄力で洗えば洗うほど、頭皮はうるおいを失い、それを補おうと皮脂を過剰に分泌します。
すると今度はベタつきが気になってしまうでしょう。
その結果、また洗うといった悪循環こそが、菌のバランスを最も大きく揺さぶる要因の一つです。
シャンプーはただの洗浄剤として捉えるのではなく、頭皮と対話しながら使用してみてください。
少し控えめにするだけでも、菌たちは穏やかに整い始めます。
今こそ頭皮マイクロバイオームに注目するべき理由

40代を過ぎたあたりから髪が細くなったという変化を、髪そのもののせいだと思い込み、トリートメントやカラーケアばかりを重ねていないでしょうか?
近年、髪のエイジングサインは髪そのものより、頭皮の土台から見直す時代へとシフトしつつあります。
以下では、なぜ今頭皮マイクロバイオームに注目すべきなのか、その背景をまとめました。y
加齢で起きる頭皮の変化
年齢を重ねると共に、私たちの肌や頭皮に住む微生物たちにも変化が訪れます。
顔や腸、そして頭皮、あらゆる部位の常在菌は、若い頃と比べて多様性が少しずつ失われていくことが、近年少しずつ明らかになってきました。
多様性が失われるとはつまり、これまでバランスを保っていた菌たちの顔ぶれが偏り、特定の菌の勢力が強くなるだけでなく、別の菌が姿を消してしまうリスクもあります。
森に例えるなら、多種多様な植物が共存していた豊かな森から、徐々に同じ種類ばかりの林へと姿を変えていくようなイメージです。
森の生命力は、当然ながら静かに弱まっていきます。頭皮もまた、その例外ではありません。
白髪、うねり、抜け毛との関連
最近、髪が思い通りにセットができないと感じる瞬間が増えてきたなら、それは髪だけの問題ではなく、頭皮の老化だと捉え直してみる価値があるかもしれません。
白髪、うねり、抜け毛など、こうしたいわゆるエイジング毛が影響する症状は、毛包の働きの低下や血流の変化、そして頭皮環境のゆらぎが複雑に絡み合って生まれます。
そしてその頭皮の状態を根底から支えているのが、まさにマイクロバイオームです。
菌のバランスが揺らげば、毛包の環境も揺らいでしまうと考えると、髪のエイジングケアのためにも、髪そのものよりも、頭皮にいる菌の世界に目を向けてみてください。
世界ではスカルプケアが流行りだしている
じつは、こうした頭皮の土台を整えるという発想は、いま世界的にも流行りつつあり、特にヘアケアのスキンケア化というキーワードが急速に広まっています。
その中でも頭皮マイクロバイオームに着目しているアイテムは、勢いのある成長領域として注目を集めるカテゴリーへと育ってきました。
来年以降のヘアケアトレンドを語る上で、外せないテーマのひとつとして取り上げられることも増えてきています。
日本ではまだこれからの分野ですが、感度の高い層から少しずつ注目されているようです。
そして研究の最前線では、もう一歩踏み込んだ取り組みも始まっています。
AGA患者と非AGA群の頭皮細菌・真菌マイクロバイオームを網羅的に解析し、炎症性サイトカインの誘導に関与するBacteria sp.1を同定した。さらに、皮膚細胞培養モデルにより、この菌の炎症応答を共生菌Bacillota sp.が抑制することを見出した。これらの知見をもとに、自己由来のマイクロバイオームを活用したマイクロバイオームカクテルによる新規治療法の可能性が示唆された。
※引用:KAKEN|脱毛症の増悪因子としての頭皮マイクロバイオームの解析と新規治療法の提案
体内のバランスを整えるために腸内環境に目を向けるのが当たり前になったように、頭皮にもまた、同じ眼差しを向ける時代がやってきています。
エイジング毛に悩んでいる世代こそ、髪のお悩みを表面だけで解決しようとせず、土台である頭皮にいる菌まで見直してみてはいかがでしょうか?
頭皮マイクロバイオームに着目したエイジングケアアイテム5選
ここまで、頭皮マイクロバイオームについて紹介してきました。
以下では、頭皮にいる菌に関して意識したおすすめのアイテムを5つに厳選しました。
特に、続けやすさは何よりも大切な指標の一つです。
そもそも、頭皮の菌を整えるためには1〜2回使っただけでは効果を実感できるものではありません。
毎日の小さな積み重ねで育てていくものだからこそ、これから紹介するようなアイテムを使い続けてみてください。
MAISON LEXIA MYBIOME スカルプケア シャンプー 300ml ¥3,850(税込)
イタリア発のヘアケアブランドが手がけた、頭皮マイクロバイオームに着目したシャンプーです。
ペディオコッカス培養溶解質というポストバイオティクス成分と、イヌリンというプレバイオティクス成分を組み合わせている点が主な特徴となっています。
菌の代謝物を届けながら、頭皮にいる菌のエサとなる成分まで一緒に届けてくれるバランスの良さがポイントです。
洗い上がりはマイルドで皮脂を取りすぎず、頭皮のうるおいを残しながら洗い上げてくれるでしょう。
107 スカルプ ピュリファイング マイクロバイオームシャンプー 500ml ¥4,000(税込)
韓国コスメブランドである107(イチマルナナ)のスカルプシャンプーは、特に菌に対するケアに特化したアイテムと言えるでしょう。
それは、乳酸桿菌発酵液・ビフィズス菌培養溶解質・ストレプトコッカスサーモフィルス培養物・乳酸球菌培養溶解質と、ポストバイオティクスを4種類も重ねているからです。
さらに、イヌリン・フラクトオリゴ糖・キシリトール・ラムノースといったプレバイオティクスも複数配合しています。これだけ厚みのある菌をケアするシャンプーは、なかなか出会えません。
加えて、フケや皮脂のお悩みケアの定番であるクリンバゾールとサリチル酸も組み込まれています。
そのため、皮脂やにおいが気になりはじめたエイジング世代にも頼もしいシャンプーです。
AMPERNA クレンジング&リバランス ダーマルケアシャンプー 500ml ¥5,800(税込)
オーストラリア発のスキンケアブランドが手がけるヘアケアらしく、刺激の少なさが際立つシャンプーです。
洗浄成分は、ココアミドプロピルベタインとココイルイセチオン酸Naを軸にした極めて穏やかに仕上がるでしょう。
もちろん、硫酸系もスルホン酸系も使われていません。
そのため、頭皮が荒れやすい方や、ほかのシャンプーでヒリつきを感じてしまう方が使っても安心です。
菌ケアの面では、α-グルカンオリゴ糖やヤーコン根エキスといったプレバイオティクスと、乳酸菌のポストバイオティクスをシンプルに配合しています。
多種類を盛り込むのではなく、要所だけを丁寧に組み立てられているのが主な特徴です。
さらに、ヒアルロン酸Naと加水分解ヒアルロン酸の高分子・低分子コンビで頭皮にしっかり水分を届け、加水分解小麦タンパクが髪のしなやかさも引き出してくれます。
KINS スカルプエッセンス 50ml ¥8,778(税込)
シャンプーで土台を整えたら、次は頭皮の集中ケアをしましょう。
KINSのスカルプエッセンスは、菌ケアブランドが本気で組み立てた育毛系エッセンスといえる一本でしょう。
このアイテムのポイントとなるのが、アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスの組み合わせです。
頭皮の毛包まわりにアプローチするように組まれており、薄毛や髪のボリュームダウンが気になりはじめた世代こそ試してみてください。
さらに、リピジュアが頭皮を保湿し、コメ発酵液や酵母発酵などの和素材が穏やかに整肌をサポートしてくれます。
ノンアルコール処方でしみにくく、頭皮が敏感な状態の方も試してみてはいかがでしょうか?
ここらぼスカルプセラム 100ml ¥8,968(税込)
ここらぼスカルプセラムは、引き算の発想で組み立てられた、頭皮を穏やかに鎮めるタイプのアイテムです。
グリチルリチン酸2kで頭皮の炎症やゆらぎを鎮めつつ、温泉水・加水分解コラーゲン・シロキクラゲ多糖体・トレハロースなど、保湿成分を複数に重ねた処方が組まれています。
まるで化粧水のように、頭皮をうるおいで満たしてくれる感覚に近いでしょう。
注目したいのは、配合成分がシンプルにまとまっている点です。
育毛訴求のペプチドや、強い殺菌成分、清涼成分などはあえて入れず、機能を絞ることで刺激リスクを最小化しています。
今まで使っていた育毛系が肌に合わなかった方や、季節の変わり目に頭皮が荒れがちな方こそ1つ持っておいてみてはいかがでしょうか?
頭皮マイクロバイオームだけじゃない!エイジングケアにおすすめのアイテム5選
マイクロバイオーム以外にも、今気になる症状にアプローチできるアイテムはあります。
以下では、菌ケアという軸からは少し離れて、それぞれの悩みにアプローチする5つのアイテムをまとめました。
マイクロバイオームでは物足りないといった方は参考にしてみてください。
ミルボン ヴィラロドラ イーペル エナジャイジング シャンプー 500ml ¥6,160(税込)
イタリア発のオーガニックブランドが手がける、サロン専売のシャンプーです。
ベース液まで植物由来という発想で、水よりもアロエベラ液汁を多く配合した贅沢な処方となっています。
洗浄成分は硫酸系・スルホン酸系を避け、植物由来のマイルドな成分でまとめられている点もポイントです。
皮脂を取りすぎないので、乾燥や敏感に傾きがちな大人の頭皮にもやさしく寄り添い、しっとりとした洗い上がりとなっているでしょう。
欧州ハーブと精油をブレンドした、上品な香りを楽しみたい方にもおすすめの1本です。
ワフィト シャンプー エレベイト 250ml ¥3,850(税込)
日本のボタニカルブランドが手がけた、市販シャンプーから移行しやすい一本です。
紹介する5アイテムの中では、もっとも洗浄力がしっかりした設計となっています。
ラウレス硫酸Naとオレフィン(C14-16)スルホン酸Naを主洗浄に重ね、皮脂やスタイリング剤をしっかり洗い流したい時におすすめです。
マイクロバイオームに着目したシャンプーでは、洗浄力に物足りなさを感じる方もいるのではないでしょうか?そんな方こそ試してみてください。
マグワ葉・キク花・スギナ・ツボクサ・ヤマヨモギといった和漢ハーブで、オーガニック感の要素も含まれています。
アロマティカ ローズマリー スカルプスクラブ 165g ¥2,310(税込)
韓国発のオーガニックブランドが手がけた、本格派のスカルプスクラブです。
成分表の筆頭に海塩を据え、サリチル酸も組み込まれており、角質をきれいに洗い流せる点が最大の特徴と言えるでしょう。
頭皮のごわつきや皮脂、においが気になる方こそおすすめです。
とはいえ、スクラブの刺激を補うため、洗浄剤側はタウリン系アミノ酸とベタイン系のやさしい成分を使ってバランスをとっているのでしょう。
また、アーユルヴェーダ素材と欧州ハーブの2つの植物系成分が配合されており、シャワー中はまるで森のスパに入ったような体感が楽しめます。
バイオラブ セラム キュイール シュヴリュー 150ml ¥5,500(税込)
フランスのフィトテラピー(植物療法)の理論をもとに開発された、バリア重視のスカルプセラムです。
近年スキンケアで急速にトレンド化しているエクトインを配合している点に注目してみましょう。
極限環境に棲む微生物たちが作り出すこの成分は、水分子をまとうカプセルのように頭皮を包み、乾燥や紫外線などのストレスからバリアを守ってくれます。
ゆらぎがちな大人の頭皮にぴったりの成分です。
また、セイヨウイラクサや高麗人参といった伝統的なスカルプハーブと、グリチルリチン酸2k・セイヨウシロヤナギ樹皮エキスといったオーガニック系成分も含まれています。
さらに、ブレンドされた精油によって、香りそのものも楽しめるアイテムと言えるでしょう。
ラ・カスタ スキャルプエステ モイスチャライジング ローション 150ml ¥3,850(税込)
日本のアロマティックヘアケアである「ラ・カスタ」のスカルプローションは、本格派のオーガニック系アイテムです。
センブリエキス・アミノカプロン酸など、まさに育毛トニックの王道といわれる成分が配合されています。
化粧品ゆえに、有効成分という表記はできませんが、設計思想としては育毛をサポートしてくれるでしょう。
ボリューム不足や髪の細さが気になりはじめた世代こそ、頼れる相棒となるはずです。
エタノールベースで揮発・浸透感を演出しつつ、マルラ・オリーブ・ヒマワリといった植物オイルで保湿でき、ティーツリーやユーカリの精油でフケ・かゆみへのアプローチも期待できます。
さいごに
頭皮マイクロバイオームとは、頭皮の土台を支える微生物たちを整えることを指し、最近の研究では抜け毛やエイジングとの関連も示唆されています。
マイクロバイオームに着目したケアと、育毛・保湿・補修などの直接的なケアの両輪で取り組んでみましょう。
毎日使うアイテムの選び方を少し変えるだけでも、頭皮はきっと応えてくれます。
今日のバスタイムから、頭皮を肌の一部として丁寧に扱うことから始めてみてはいかがでしょうか?









