最終更新日 2026年8月24日 by kanako
「トリートメントやヘアオイルを使っているのに、髪のパサつきやハリ・コシ不足が気になる」「最近、頭皮の乾燥や根元のボリューム低下も感じる」と悩んでいませんか?
髪の印象を整えるには、傷んだ毛先を補修するケアだけでなく、髪の土台となる頭皮の状態にも目を向けることが大切です。
そこで新しい習慣として取り入れやすいのが、頭皮にうるおいを与えて、すこやかな状態に保つヘッドセラムです。
ただし、ヘッドセラムは傷んだ毛先を直接補修したり、髪を新しく生やしたりするものではありません。
毛先のケアと組み合わせ、自分の頭皮の状態や目的に合うものを選ぶ必要があります。
この記事では、美容師経験をもとに、ヘッドセラムの特徴や頭皮美容液・育毛剤・発毛剤との違い、向いている人、失敗しにくい選び方を解説します。
正しい使い方や注意点、おすすめ商品も紹介するので、毎日の頭皮ケアを始める参考にしてください。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
Table of Contents
Toggleヘッドセラムとは?頭皮美容液や育毛剤との違い

ヘッドセラムは、髪そのものではなく、頭皮のスキンケアとして使う美容液系のアイテムです。
まずは、頭皮美容液と頭皮エッセンス、スカルプローションとの違い、そして育毛剤や発毛剤との違いについてまとめました。
ヘッドセラムは頭皮を保湿できる美容液
ヘッドセラムは、乾燥や皮脂のバランスの乱れが気になる方のために、頭皮に直接なじませて地肌の状態を保つためのケアアイテムです。
セラムはもともとスキンケアで使われる美容液を指します。
それを頭皮向けに設計したものと考えるとイメージしやすいでしょう。
一般的に化粧品の頭皮美容液で表現できるのは、以下のように範囲が限定的です。
(3)頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
(4)毛髪にはり、こしを与える。
(5)頭皮、毛髪にうるおいを与える。
※引用:京都府|化粧品の効能効果の範囲について
逆に発毛や薄毛の改善など、髪を新しく生やす作用は化粧品では表現できません。
そのためヘッドセラムは、あくまでも毛先ケアと並行して取り入れる頭皮のスキンケアとして受け止めるのが自然です。
頭皮用美容液・頭皮エッセンス・スカルプローションとの違い
ヘッドセラム、頭皮用美容液、頭皮エッセンス、スカルプローションなどは、法令で明確に線引きされた分類名ではありません。
ブランドが商品コンセプトに合わせて使い分けている呼び名として扱われています。
では、どのような傾向の違いがあるのでしょうか?以下のように整理しました。
- ヘッドセラム:頭皮を美容液のようにケアする、とろみのある質感の商品が多い
- 頭皮用美容液:頭皮のスキンケアとして開発された商品全般を指す呼び方
- 頭皮エッセンス:さらっとした質感で、頭皮に浸透させる印象を訴求した商品が多い
- スカルプローション:化粧水寄りのテクスチャで、頭皮全体になじませやすい商品が多い
呼び名の違いよりも、化粧品・医薬部外品などのパッケージに表示されている分類と、成分・訴求している効能効果を確認するほうが選びやすくなります。
同じ頭皮美容液であっても、化粧品と医薬部外品では表現できる効能効果が変わる点は意識しておきましょう。
育毛剤や発毛剤とは目的と分類が異なる
ヘッドセラムを検討していると、育毛剤や発毛剤との違いが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで三つの目的と分類を整理すると、選びやすくなります。
- ヘッドセラム(化粧品):頭皮にうるおいを与え、頭皮の状態を保ちやすくする
- 育毛剤(医薬部外品):育毛や脱け毛の予防、フケ・かゆみを防ぐことを目的にしている
- 発毛剤(医薬品):ミノキシジルによって発毛効果が承認された第1類医薬品
医薬品メーカーの公式情報でも、発毛剤は薬剤師のいる店舗で購入する医薬品として、育毛剤とは分けて位置付けられています。
一方でヘッドセラムは、こうした育毛剤や発毛剤の代わりに使うものではありません。
あくまで「まだ育毛剤には抵抗があるけれど、頭皮ケアは始めたい」という時に取り入れやすい頭皮用のスキンケアアイテムと考えるとよいでしょう。
美容室でも、美容意識の高いお客様が増えている印象があり、頭皮に大きな悩みが出る前の段階からスカルプケアを始めたいというご相談を受けたケースは少なくありません。
そうした方には、育毛剤よりもまずヘッドセラムを取り入れてみてはどうかとお伝えする場面も多くあります。
深い悩みはないけれど予防はしておきたい、という方にとって、ヘッドセラムは無理なく続けやすい選択肢の一つになるでしょう。
髪のダメージ対策にヘッドセラムが注目される理由

髪のダメージというと、どうしても毛先の状態に目が向きがちです。
ただし髪全体の印象は、毛先の状態だけでなく頭皮環境や根元の立ち上がりにも左右されます。
ここでは、ヘッドセラムが髪のダメージの新しい習慣として注目されている理由を、頭皮環境の観点からまとめました。
髪の印象は毛先だけでなく頭皮環境にも左右される
髪の印象は、毛先のツヤや指通りだけで決まるわけではありません。
以下の情報のように、普段の頭皮の血流量が多い方は、髪にハリやコシがあり、太い傾向が見られると説明されています。
頭皮の日常の血流量が多いと髪にハリコシがあり、太い傾向です(グラフ)。
※引用:花王|頭皮のキホンと年齢変化、効果的な洗浄のコツ
美容室では、頭皮の状態を診てほしいというご相談をいただくことがよくあるのですが、そうしたお客様の毛先を見てもダメージが目立たないケースが少なくありません。
頭皮に悩みを抱えているというより、今の状態をキープしたいという意識で来店される方が増えているように感じます。
実際に頭皮に触れてみると、フケなどのトラブルまでは出ていないものの、頭皮が硬くなっていたり、カサカサと乾燥していたりする方もいらっしゃいました。
つまり、髪のダメージ対策は毛先だけで完結させず、頭皮や根元の状態まで見ることで、より現実的なケアにつながっていきます。
毛先ケアと頭皮ケアは役割が違う
毛先のトリートメント・ヘアオイル・ヘアマスクなどのケアと、頭皮のケアは目的が違います。
両者をひとまとめにして、髪のダメージケアと呼んでしまうと、ケアの狙いがぼやけやすくなるかもしれません。
- 毛先のケア:ダメージを受けた髪の内部・表面を補修し、指通りやツヤを整える
- 頭皮のケア:頭皮の乾燥・皮脂のバランス・清潔感を整える
- ヘッドセラム:頭皮ケアの中でも、うるおいや保湿を中心に頭皮の状態を整える役割を持つ
毛先のケアだけを続けていたとしても、頭皮の乾燥や硬さが放置されると、髪の根元の印象は変わりにくいことがあります。
反対に頭皮だけをケアしても、すでに傷んだ毛先はトリートメント系のケアで補ったほうが効果を実感しやすいのではないでしょうか?
役割が違うからこそ、両方を組み合わせて取り入れると、髪全体の印象がまとまりやすくなります。
美容師目線では毛先ケアと頭皮ケアの両方が大切
美容室の現場では、毛先が傷んでいる気がするというご相談から始まっても、実際は頭皮の乾燥や硬さが背景にあることがあります。
パサつきやハリ・コシ不足のご相談を受けた時には、毛先だけでなく頭皮の乾燥・硬さ・根元の立ち上がりまで一緒に確認し、毛先と頭皮の両方を整えやすいヘッドスパメニューをご提案していた記憶があります。
もちろん美容室ではそうしたメニューでケアできますが、ご自宅でのセルフケアでは、ヘッドセラムのような頭皮ケアを重視したアイテムを取り入れると、日々の習慣として続けやすくなるでしょう。
こうした背景から、髪のダメージ対策は毛先のトリートメントだけで完結させず、頭皮ケアも取り入れる習慣として整えましょう。
ヘッドセラムは、その頭皮ケア習慣の中でも比較的取り入れやすい選択肢の一つです。
ヘッドセラムはどのような人におすすめ?

ヘッドセラムは、髪の悩みがある方すべてに必要なアイテムというわけではありません。
ここでは、頭皮環境の観点から、どのような方に相性がよいのかを整理します。
白髪が改善する、薄毛が治るといった内容ではなく、頭皮ケアを習慣化する時の目安として読んでいただければ幸いです。
頭皮の乾燥やかゆみが気になる人
頭皮も顔と同じ皮膚の一部です。そのため、乾燥・皮脂・洗い残しなどの影響を受けます。
頭皮の赤み・かゆみ・フケ・かさつきは、皮脂の酸化やターンオーバーの乱れ、水分の保持機能の低下などが関わることがあるといった情報があるのも事実です。
頭を洗った後にすぐ頭皮がつっぱる、季節の変わり目にかさつきや小さなフケが気になる、といった場合は、まずシャンプーを見直しましょう。
その上で、頭皮の保湿アイテムとしてヘッドセラムを検討してみてください。
髪のハリ・コシや根元のボリューム不足が気になる人
なんとなく分け目が目立ってきた気がするといった悩みは、髪そのものの太さだけでなく、頭皮の状態と関係しているのかもしれません。
ヘッドセラムは頭皮にうるおいを与え、頭皮の状態をきれいに保つといった役割が中心です。
そのため、必ずボリュームが戻るというアイテムではありません。
ただし、頭皮の乾燥や硬さが気になる方が毛先ケアだけでなく、頭皮ケアも取り入れることで、根元の印象づくりの土台を整える意味では選択肢として自然かもしれません。
白髪や年齢による髪の変化が気になり始めた人
30代後半から40代にかけて、髪が細く感じられたり、うねり毛や白髪の割合が増えたりする方は少なくありません。
頭皮についても、薄く硬くなり、動きにくくなる傾向があるといわれています。
このタイミングで大切なのは、白髪の改善や若い頃と同じ髪に戻すという発想ではありません。
年齢に合わせて頭皮ケア習慣を見直すことです。
ヘッドセラムは、顔のスキンケアと同じ感覚で、頭皮にも保湿ケアを取り入れたい方に向いています。
育毛剤の前に頭皮ケアを始めたい人
まだ育毛剤を使うほどではないけれど、何かケアを始めたいと感じている方には、ヘッドセラムのような頭皮のスキンケアが入り口として選びやすいアイテムです。
育毛剤は医薬部外品として、頭皮のかゆみ・フケの防止、抜け毛の予防などが承認された商品で、目的がはっきり分かれています。
一方でヘッドセラムは、その手前です。頭皮の保湿や清潔感、すこやかさを整える習慣として位置付けると、無理なく取り入れやすくなります。
医薬品の発毛剤や皮膚科を検討した方がよいケース
一方で、次のような状態がある場合は、ヘッドセラムのようなセルフケアを重ねる前に、皮膚科や医薬品の発毛剤を検討したほうがよいかもしれません。
- 強いかゆみ:湿疹や赤みを伴い、シャンプーを変えても改善しない
- 急な抜け毛:短期間で明らかに抜け毛が増え、地肌が透ける範囲が広がっている
- 範囲のある薄毛:頭頂部や生え際で薄毛の進行がはっきりわかる
- 繰り返すフケ・炎症:一時的にはおさまるが、季節を問わず繰り返す
こうした状態は、化粧品の頭皮美容液で対応できる範囲を超えている可能性があります。
男性型・女性型脱毛症については、皮膚科の専門学会が診療ガイドラインを公開しており、専門的な診断とセットで治療方針が示されています。
気になる症状がある時には、無理にセルフケアで抱えず、専門家に相談する視点も持っておきましょう。
ヘッドセラムの選び方

ヘッドセラムは、頭皮の状態や好みの使用感によって、選び方が変わってきます。
ここでは、頭皮のタイプ、成分、使用感の3つのポイントで、選び方をまとめました。
乾燥が気になるなら保湿成分で選ぶ
頭皮の乾燥やつっぱり感が気になる方は、まず保湿成分を確認しましょう。
- ヒアルロン酸:水分を抱え込み、頭皮のうるおいを保つ働きがある
- セラミド:肌のバリア機能の要となる成分で、乾燥しやすい頭皮の助けになる
- グリセリン・BG:水分を引き寄せ、頭皮を乾燥から守るベース保湿成分
- 植物由来のオイル:頭皮表面のうるおいを保ち、乾きすぎを防ぐ働きがある
保湿成分は、シャンプーで一気に洗い流されにくいものを選ぶと、頭皮に残しておきやすくなります。
逆に、成分がよく見えても頭皮に負担のかかる強い界面活性剤やアルコール量が多いものは、乾燥が気になる方には合いにくいかもしれません。
フケ・かゆみが気になるなら肌荒れ防止成分を確認する
季節の変わり目にフケが増え、かゆみが出やすくなっている方は、肌荒れ防止に働く成分が入っているかを確認してみてください。
化粧品では、グリチルリチン酸2Kやアラントインなどが整肌成分として配合されるケースがあります。
かゆみを治す、炎症を治すといった治療的な訴求は化粧品ではできませんが、頭皮の環境を整えるサポート成分として選ぶことは可能です。
強いかゆみや繰り返すフケがある場合には、化粧品での対処にこだわらず、皮膚科への相談も候補に入れておきましょう。
ベタつきにくいテクスチャや容器で選ぶ
続けやすさは、成分と同じくらい大切な選び方のポイントとなります。
ヘッドセラムは、一日で結果が出るアイテムというより、頭皮ケアを習慣化して続けることに意味があるアイテムだからです。
- テクスチャ:さらっと軽いか、しっとり寄りか、自分の好みに合うか
- 容器の形:頭皮に届きやすいノズル・スポイト・スプレータイプなど
- 量の調整:一回ごとの使用量が調整しやすいかどうか
- 香り:毎日使うのが苦にならない香りかどうか
使い心地が合わない商品は、成分の良し悪しに関係なく使い続けにくくなる傾向があります。
店頭やサンプルで使用感を試せる商品であれば、より安心して選べるでしょう。
美容室で頭皮ケアアイテムをおすすめする時は、実際にシャンプー台で試しに使っていただき、購入したいと思える使用感かどうかを一緒に確認していたケースもありました。
これは美容室ならではのお試し方法ですが、ドラッグストアなどで手に取るアイテムは自分で試す必要があり、サンプルなどの試供品がないと使用感を確かめにくいのが実情です。
失敗したくない方こそ、サンプルを配布している商品を積極的に試していきましょう。
香りや清涼感は続けやすさで選ぶ
「頭皮ケア=清涼感が強いもの」というイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、清涼感の好みは人によって差があります。
清涼感が強い商品は、爽快感を求める方には合うものの、頭皮が敏感な方や冬場の乾燥が気になる方には刺激に感じられる方がいるのも事実です。
- 強めの清涼感:日中や運動後などにリセット目的で使いたい方向け
- 穏やかな清涼感:毎日夜のケアとして続けたい方向け
- 無香料・微香タイプ:香りに敏感な方や、香水と香りを喧嘩させたくない方向け
- 柑橘・フローラル系の香り:バスタイムのリラックスを重視したい方向け
自分の生活シーンに合う香りと清涼感を選ぶと、毎日のケアを続けやすくなります。
薬用タイプを選ぶ時は効能効果を確認する
医薬部外品(薬用)タイプの頭皮ケアアイテムは、承認された効能効果がパッケージに表示されています。
育毛や脱け毛の予防、フケ・かゆみの防止など、化粧品では表現できない範囲が明記されている場合があるため、目的に合わせて選びましょう。
一方で、医薬部外品の育毛剤とヘッドセラムを同じ棚で選ぶ時には、頭皮の保湿を中心にしたいのか、育毛や抜け毛の予防を目的にしたいのかを意識してみてください。
分類の違いを踏まえた上で、自分の悩みに合うほうを選んでいくのがおすすめです。
ヘッドセラムの使い方と注意点

ヘッドセラムは、髪ではなく頭皮に届けることが前提のアイテムです。
ここでは、使い方の基本と、避けたい使い方を整理していきます。
洗髪後の清潔な頭皮に使う
多くのヘッドセラムは、シャンプーで頭皮を清潔にした後に、タオルドライをした頭皮になじませて使うのを想定しています。
皮脂や整髪料が残ったままの頭皮では、成分が届きにくくなるほか、雑菌が広がるきっかけにもなってしまうかもしれません。
シャンプー後の頭皮は、汗や皮脂、洗い残しがない状態が理想的です。
以下の情報でも、すすぎが足りないと頭皮にシャンプーや汚れが残ってトラブルの原因になると指摘されています。
すすぎが足りないと頭皮にシャンプーや汚れが残り、トラブルの原因に。洗い流す時間のベストは3分。少し長く感じるかもしれませんが、清潔な頭皮を保つために意識していきましょう。
※引用:資生堂|Beauty Journey|傷んだ髪のケア方法
頭を洗った後には、頭皮の水気を軽くタオルで拭き取ってからヘッドセラムを馴染ませると、負担をかけずにケアしやすくなります。
ちなみに、タオルドライが面倒な時には、水分を吸収しやすいマイクロファイバータオルを使ってみてください。
髪ではなく頭皮へ直接なじませる
ヘッドセラムは、髪の表面ではなく頭皮に届けることでケアの目的がはっきりします。
髪の量が多い方は特に、髪の表面だけを撫でるように塗布しても頭皮まで届きにくいため、分け目を作りながら地肌にセラムをのせていきましょう。
- 分け目を作る:耳から耳のライン、頭頂部、後頭部など複数の分け目を作る
- 少量ずつのせる:一度に大量に出さず、分け目ごとに少量を頭皮に置く
- 指の腹でなじませる:爪を立てず、指の腹で頭皮全体になじませる
- 仕上げに軽くマッサージ:頭皮を動かすようにやさしくほぐす
一度に出す量が多すぎると、髪にセラムがつきすぎてベタつきや重さの原因になります。
パッケージに書かれた使用量を目安に、少量ずつ丁寧に入れていくのが基本です。
指の腹でやさしくマッサージする
頭皮をほぐすためのマッサージは、力任せに揉むほど効果が高くなるわけではありません。
爪を立ててこするのはもちろん、強い力で頭皮を引っ張ると頭皮の負担になり、赤みや炎症のきっかけになってしまう可能性があります。
そこで、指の腹で頭皮全体を包み込むようにあて、上下や円を描くように動かしてみましょう。
そうすると、頭皮そのものが動く感覚がつかめてきます。
一回あたり数十秒から一分程度でも、毎日続けるほうが、まとめて長時間行うよりも取り入れやすいでしょう。
髪につけすぎるとベタつきやすい
ヘッドセラムは、頭皮のうるおいを補うためのアイテムです。
そのため、髪の表面につけすぎると根元がベタつきやすくなります。
たくさん使ったほうが効きそうというイメージで量を増やすと、翌朝の根元がペタッとし、ヘアセットがしにくくなる原因になりかねません。
推奨量を守り、頭皮に均一に届けることのほうが大切です。
赤み・湿疹・強いかゆみがある時は使用を控える
すでに頭皮に赤み・湿疹・強いかゆみが出ている場合、そこにヘッドセラムを重ねるのは避けましょう。
化粧品のヘッドセラムは頭皮のうるおいや清潔を保つ役割であり、皮膚のトラブルを治す商品ではありません。
- 赤み:頭皮が広い範囲で赤くなっている、触るとヒリヒリする
- 湿疹:小さなブツブツや水疱、ジュクジュクした部分がある
- 強いかゆみ:夜眠れないほど、日常生活に支障が出るほどのかゆみがある
- 原因不明のフケ:シャンプーを変えても改善しない、大量のフケが出る
こうした状態が続く場合は、化粧品でセルフケアを重ねるより、皮膚科への相談を優先するのがおすすめです。
頭皮のトラブルは、生活習慣・ストレス・アレルギー・皮膚疾患など背景が様々なので、専門家に見てもらうほうが解決の近道になることもあります。
おすすめのヘッドセラム10選
ここからは、頭皮の悩みや使い方の好みに合わせて選びやすいアイテムを10個に厳選してご紹介します。
医薬部外品から化粧品まで、価格・使用感・成分アプローチの幅を持たせて選んでいるので、ご自身のライフスタイルに合う一本を探す参考にしてみてください。
ロクシタン 薬用 メディカル アンチヘアロスセラム 50ml ¥6,160(税込)
ロクシタン 薬用 メディカル アンチヘアロスセラムは、頭皮の薄毛・抜け毛予防と発毛促進の2つのポイントをカバーする薬用育毛美容液です。
オイル層とウォーター層の2つが合体したテクスチャは、頭皮になじませても重くなりにくく、毎日のケアに取り入れやすい印象を持ちました。
また、医薬部外品として承認された効能効果に育毛、薄毛や抜け毛の予防、発毛促進などが含まれる薬用育毛美容液のため、化粧品のヘッドセラムとは目的が異なります。
頭皮の保湿ケアを中心にしたいのか、育毛や抜け毛の予防まで意識したいのか、分類を確認しながら選んでみてください。
The Ordinary ヘアケアMPヘアデンスセラム 30ml ¥2,640(税込)
The Ordinary ヘアケアMPヘアデンスセラムは、カナダ発のスキンケアブランドThe Ordinaryが手がけるヘアセラムです。
清潔で乾いた頭皮に1日1回使う、洗い流さないタイプのアイテムとなっています。
水のように軽いテクスチャで、成分表示の透明性を重視したい方や、シンプルな頭皮ケアを取り入れたい方にちょうど良いでしょう。
価格設定に関しても、初めての頭皮用ヘアセラムとしても手に取りやすくなっています。
続けて使う場合のコストも抑えやすい価格帯なので、試しにヘッドセラムを使ってみたい方も試してみてください。
VT PDRN リードルショット ブラシヘアセラム 100ml ¥2,640(税込)
VT PDRN リードルショット ブラシヘアセラムは、2種の頭皮ケア成分とブラシを組み合わせた独特のヘッドセラムです。
これらの成分を塗布しながら、アイテムに付属したブラシで頭皮を刺激して状態を整えられます。
頭皮に塗布するだけで済む美容液とは違い、道具と一体化している点が革新的だと感じました。
だからこそ、ケアの時間そのものが楽しめるアイテムと言えるでしょう。
分け目や生え際が気になる方が、ケアの時間をちょっとした頭皮マッサージとして楽しみたい場合に使ってみてください。
SNSやレビューをチェックしながら選びたい、韓国コスメ好きの方にも相性が良さそうな印象です。
アヴェダ インヴァティ ウルトラ アドバンス スカルプ セラム 150ml ¥9,680(税込)
アヴェダ インヴァティ ウルトラ アドバンス スカルプ セラムは、サロンでも扱われるアヴェダのスカルプケアシリーズです。
頭皮のハリやコシ、髪の密度感の両立を狙った1本となっています。
植物由来のアロマとテクスチャでリラックス感を大切にしたい方や、ヘアサロンのケアを自宅でも継続したい方にもちょうど良いでしょう。
このジャンルのアイテムとしては比較的大容量のサイズが用意されており、家族でシェアするケースにも合いそうです。
30mLの小さめサイズもあるため、まずは香りとテクスチャを試してみたい方は、そちらから始めるのもよいでしょう。
ケラスターゼ SP セラム ポテンシャリスト 90ml ¥7,700(税込)
ケラスターゼ SP セラム ポテンシャリストは、パリのヘアケアブランドであるケラスターゼから、頭皮の美肌菌に着想を得たヘッドセラムです。
独自の配合で頭皮のバリアをサポートしつつ、ビタミンC誘導体を加えた設計は、頭皮の乾燥やゆらぎが気になる方にちょうど良いでしょう。
ヘアサロン発のスカルプトリートメントを試してみたい方にも取り入れやすい価格設定です。
全頭皮タイプ対応のため、家族で使い分けを気にせず使いやすい点も魅力といえるでしょう。
リファ クラッキングヘッドセラム 160g ¥2,640(税込)
リファ クラッキングヘッドセラムは、美容ローラーでおなじみの株式会社MTGが展開するリファブランドのスカルプセラムです。
炭酸ガスによる爽快感が特徴のエアゾール炭酸美容液となっています。
タオルドライ後の頭皮に5〜7か所ほど塗布すれば、頭皮の状態を整えやすく、清涼感も強めで頭皮をスッキリさせたい方にもおすすめです。
また、暑い季節にひんやりしたケアを求める方の候補になりやすいでしょう。
ドラッグストアや家電量販店でも入手しやすく、頭皮美容液を初めて取り入れる方の入門用に使ってみるのも良いかもしれません。
ユメドリーミン スカルプセラム 100ml ¥5,830(税込)
ユメドリーミン スカルプセラムは、美容師が主宰するヘアサロンTWIGGY.発のブランドから登場した頭皮用美容液です。
和漢と精油を組み合わせた処方が独自性のあるアイテムとなっています。
紫外線・頭皮の蒸れ・パーマやカラーのダメージが気になる頭皮に、化粧水のような軽さでなじませられるため、こってりしたテクスチャが苦手な方でも続けやすいでしょう。
ヘアサロン発のブランドを普段使いに取り入れたい方や、和漢処方に興味のある方の候補になりやすい1本です。
ヴェレダ スカルプエッセンス 115ml ¥3,850(税込)
ヴェレダ スカルプエッセンスは、ドイツ発のオーガニックブランドヴェレダから展開されている、頭皮に直接届けやすいジェットスプレータイプのスカルプエッセンスです。
天然由来100%でオリーブ葉エキス、アロエベラ液汁、ローズマリー葉エキスなどを配合したこのアイテムは、シンプルさを重視したい方や、成分の由来が気になる方にちょうど良いでしょう。
手を汚さずに使えるスプレー式は、朝も夜も忙しい時間にケアを続けたい方にも合っています。
オーガニックコスメを日常のヘアケアに取り入れたい方や、家族と共用したい方も試してみてください。
マスターピース マスターピースセラム 60ml ¥13,200(税込)
マスターピース マスターピースセラムは、インド伝承医学の植物成分と、環状リゾホスファチジン酸Naという特許成分を組み合わせたハイエンドなスカルプケアセラムです。
ブランド独自のコンセプトである、「完全無添加処方」にこだわっている点が特徴といえます。
価格帯としては少し高いと感じる方もいるかもしれませんが、成分に本気で投資したい方の候補になり得るでしょう。
頭皮環境の変化を数か月単位で見守りながら、じっくりケアを続けたい方に向いています。
JC スカルプエッセンス アドバンス 100ml ¥11,000(税込)
JC スカルプエッセンス アドバンスは、医療機関発のドクターズコスメとして展開されているスカルプエッセンスです。
ヒト幹細胞培養液と、ピディオキシジルという独自成分の組み合わせています。
白金・プラセンタ・水溶性プロテオグリカン・シロキクラゲ多糖体など、スキンケア寄りの高機能成分もふんだんに配合されている点がポイントです。
頭皮のエイジングケアに本格的に取り組みたい方にちょうど良いでしょう。
ただし化粧品として販売されている点、発毛効能を訴求する医薬品ではない点は意識しておいてほしい1本です。
さいごに
ヘッドセラムは、髪を一度で変える魔法のアイテムではありません。
頭皮にうるおいを与えて、髪が育ちやすくする毎日の頭皮ケア用のアイテムです。
毛先のトリートメントに加えて頭皮ケアも取り入れられれば、髪全体の印象がまとまりやすくなります。
強いかゆみや急な抜け毛などセルフケアの範囲を超える悩みがある時には、皮膚科や医薬品の発毛剤も選択肢に入れましょう。
そうしながら、無理のない形で頭皮ケアを続けてください。









