最終更新日 2026年8月28日 by kanako
「最近、枕や帽子につく頭皮の臭いが気になる」「家族から臭いを指摘されて、もしかして加齢臭?と不安になった」という方もいるのではないでしょうか。
頭皮は皮脂腺が多く、汗や皮脂が残りやすいため、加齢に伴う臭いが気になりやすい部位です。ただし、頭皮の臭いがすべて加齢臭とは限りません。
40代以降で増えやすい2-ノネナールによる加齢臭のほか、ミドル脂臭や汗、皮脂汚れなどが関係している場合もあります。
原因を決めつけたまま洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、かえって頭皮の乾燥や皮脂バランスの乱れにつながる可能性もあるため、自分の頭皮状態に合わせたケアが大切です。
この記事では、美容師経験をもとに、頭皮から加齢臭が発生する仕組みや臭いの見分け方、シャンプーの選び方、正しい洗い方を解説します。
おすすめのシャンプーやスプレー、頭皮用美容液なども紹介するので、毎日の臭い対策を見直す参考にしてください。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
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Toggle頭皮からも加齢臭は発生する?その原因とメカニズム

加齢臭は男性の悩みであり、頭皮とは別の話というイメージを持っていないでしょうか?
しかし頭皮は皮脂腺が集中している部位で、加齢や生活習慣の影響を受けて臭いが立ちやすい場所でもあります。
頭皮の臭いと一口にいっても、原因物質や年代、発生しやすい部位はさまざまです。
ここでは、加齢臭・ミドル脂臭・汗臭の違いから、代表的な原因成分である2-ノネナール、頭皮に臭いが残りやすい理由、そして40代以降で変化しやすい頭皮環境までを見ていきましょう。
【違いを整理】加齢臭・ミドル脂臭・汗臭は別物
頭皮の臭いをケアするうえで、まず意識しておきたいのが「加齢臭」「ミドル脂臭」「汗臭」がそれぞれ別の臭いだという点です。
原因物質も発生しやすい年代も異なるため、対策の方向性も自ずと変わってきます。
以下は、3つの臭いをざっくりと整理した内容です。
- 加齢臭:40代以降で目立ちやすい、枯れ草や古い油のような臭い。
- ミドル脂臭:30〜50代半ばで頭・首の後ろに強く出やすい、使い古した油のような臭い。
- 汗臭:世代を問わず出やすい、汗と雑菌による臭い。
つまり、頭皮が臭うと感じても、その正体が加齢臭とは限りません。
年代や気になる部位を照らし合わせながら、どの臭いに近そうかを整理してみてください。
美容室にご来店いただいたお客様の中にも、ご家族から臭いを指摘され、加齢臭を疑って相談にいらっしゃった方がいました。
ご自身でもよく調べる方で、薬用シャンプーで対策を続けていたにもかかわらず、なかなか変化を感じられなかったそうです。
実際に頭皮のにおいを確認し、マイクロスコープで毛穴の状態まで見てみると、加齢臭というより皮脂汚れの酸化によるにおいに近いのではないか、という方向性が見えてきました。
そこで、殺菌・抗菌作用のあるシャンプーに切り替えていただいたところ、しばらくして以前より気にならなくなったというお声をいただいたケースもあります。
このように、加齢臭かもと思い込んで対策を進めても、実際は皮脂汚れや常在菌が絡んだ別の臭いだった、というケースは意外と少なくありません。
決めつけずに頭皮の状態を丁寧に観察してみてください。遠回りに見えて一番の近道と言えるかもしれません。
一つの臭いだけで説明できない場合も多いため、後で紹介する洗い方やシャンプー選びも、複合的な臭いに向き合う前提で見ていきましょう。
加齢臭の代表成分「2-ノネナール」とは?
加齢臭の話題でよく登場する物質が、2-ノネナールです。
もともとは化粧品メーカーの研究によって、加齢に伴って体臭中に増えてくる物質として報告された経緯があり、その後の追試で加齢と皮脂の変化が結び付けられてきました。
1999年に、資生堂は40代を過ぎたころから男女問わず発生する体臭の主な原因物質がノネナールであることを発見し、そのメカニズムや、香りを目立たなくする技術を開発してきました。
※引用:資生堂|世界初 ノネナールが肌ダメージを引き起こすことを発見(ニュースリリース)
上記のように、2-ノネナールは40歳以上で体臭から検出されやすくなる物質です。
皮脂中に含まれる不飽和脂肪酸が過酸化脂質によって分解される過程で生じると考えられており、加齢に伴う皮脂の変化を象徴する成分と言えるでしょう。
一般的には、油や古い植物の茎のような臭いと表現されることが多く、臭いそのものは弱くても、慢性的に発生して枕やタオル、帽子などに残りやすい傾向があります。
特に頭皮は皮脂腺が集中しているため、体全体の中でも2-ノネナールを含んだ皮脂が滞留しやすい部位です。
とはいえ、2-ノネナールが検出された全員が強くにおうわけではありません。
皮脂の量、洗い残しの程度、生活習慣によって感じ方に差が出るため、「加齢=臭い確定」と身構えるのではなく、変化しやすい時期に入ると受け止めておくとよいでしょう。
頭皮に臭いが残りやすい理由
顔や腕に比べて、頭皮に臭いが残りやすいと感じた経験はないでしょうか?
その背景には、頭皮ならではの特徴があります。
- 皮脂腺が身体で最も多い:頭皮は皮脂分泌が多い部位のひとつ
- 汗腺も比較的多い:頭皮は汗や皮脂が毛髪の下にこもりやすく、蒸れやすい
- 毛髪に覆われて高温多湿になりやすい:髪が皮脂と汗の蒸発を妨げ、雑菌が繁殖しやすい。
この特徴は、以下でも紹介されています。
頭皮は毛髪に覆われていることから、トラブルや不調は自覚しにくく、洗髪頻度が高くてもトラブルの原因物質を洗い残ししやすい。
※引用:花王|頭皮のキホンと年齢変化、効果的な洗浄のコツ
つまり、頭皮は皮脂と汗と雑菌が混じり合いやすい上に、毎日洗っていても汚れが残りやすい部位でもあります。
臭いを感じた時に、洗い方が足りないと自分を責める必要はありません。
皮脂と汗が滞りやすい構造を理解しておくと、これから紹介するケアの意味がつかみやすくなるはずです。
美容室で頭皮に触れてきた立場から見ても、皮脂の質感や毛穴の状態は、季節や生活リズムによって同じ人でも変化していきます。
だからこそ、シャンプー選びや洗い方も、一度決めたら固定するのではなく、状態を見ながら見直す姿勢が大切です。
40代以降で変化しやすい頭皮環境
2-ノネナールは加齢とともに増えやすく、体臭では40代以降、女性の頭皮臭研究では30代以降の増加傾向も示されています。
皮脂中に含まれるパルミトオレイン酸などの不飽和脂肪酸が加齢とともに増えやすくなり、それが酸化して2-ノネナールが生成されるという流れです。
以下の解説でも、女性の頭皮の臭いと年代の関係が触れられています。
10代~50代女性の頭皮臭を評価したところ、頭皮臭が年代により変化があり、30代がターニングポイントであることを確認した。
※引用:ロート製薬|女性の頭皮のニオイは年齢で変化することを発見。30代がターニングポイントであることが明らかに(プレスリリース)
頭皮臭の変化の原因として、「若いころ特有の甘いニオイ」であるラクトンが頭皮にも存在し、年齢と共に減少すること、加齢臭の代表成分として知られる「2-ノネナール」が年齢と共に増加することが示唆された。
女性の頭皮のにおいは30代を境に変化し始め、若い世代特有の甘い香りの成分であるラクトンが減っていく一方で、加齢臭の代表成分である2-ノネナールが増える傾向が確認されています。
40代以降になると、この変化はさらに進み、皮脂由来のにおいを感じやすい時期に入ると言えるでしょう。
美容室でお客様の頭皮に触れていても、40代以降になると皮脂の質感やべたつきの感じ方に変化が出てくる方が多い印象があります。
ただし個人差は大きく、皮脂量が減って乾燥寄りに転じる方もいれば、逆にべたつきが強くなる方もいました。
一例としてご紹介すると、美容室でお会いする40代以降のお客様の頭皮は、以下の2パターンに分かれる印象があります。
- 地肌の色が黄色っぽく変化している方
- 地肌の色が赤みを帯びている方
あくまで現場での主観的な見方ではありますが、ベタつきが強いというよりも、どちらかというとカサカサ寄りに変わってきている方が多いように感じています。
もちろんベタつきを気にされるお客様もいましたが、若い方に見られるオイリーなベタつきとはタイプが違い、ねっとりした独特の質感を感じることが多い印象です。
年齢に伴う変化を悪いものと捉えるより、頭皮ケアを見直すタイミングだと受け止めておきましょう。
そうすれば、シャンプー選びや洗い方の見直しもスムーズに進みやすくなるはずです。
頭皮の加齢臭ケアで失敗しないシャンプーの選び方

シャンプー売り場には、数え切れないほどのアイテムが並んでいます。
その中に加齢臭や臭いケア、スカルプなどのうたい文句も様々で、どれを選べばよいのか迷ってしまう場面も多いのではないでしょうか?
以下では、頭皮の臭いケアを目的にシャンプーを選ぶ時に意識するべき視点を整理しました。
パッケージのキャッチコピーだけで決めるのではなく、パッケージの裏側もチェックしましょう。
薬用シャンプーと化粧品シャンプーのどちらか絞る
市販されているシャンプーは、大きく化粧品と医薬部外品の2つに分かれます。
まずは自分がどちらのタイプを選ぼうとしているのかを、把握しておきましょう。
- 化粧品シャンプー:頭皮や毛髪を清浄にする、すこやかに保つといった目的の商品。
- 医薬部外品(薬用)シャンプー:医薬部外品として承認された効能効果の範囲で表示できる商品。
薬用シャンプーの位置づけは、以下のように公的な文書でも記載されています。
薬用シャンプー及び薬用リンスは、毛髪・頭皮を清浄にする等のために用いられる医薬部外品である。
※引用:厚生労働省|薬用シャンプー及び薬用リンスの承認審査に係る留意事項
つまり、薬用だからといって加齢臭を治す性質のものではなく、承認された効能効果の範囲でトラブルの予防をサポートするものだと理解しておいてください。
まずは薬用に絞るか、化粧品も含めて広く比較するかを決めておくと、アイテム選びで迷いにくくなるでしょう。
有効成分を確認する
薬用シャンプーを選ぶ場合は、パッケージ裏面や公式サイトに記載された有効成分をチェックしましょう。
成分の種類によって、想定されているトラブルの方向性が変わってくるからです。
頭皮の臭いに対してのケアで登場しやすい有効成分は、以下のようなものがあります。
- グリチルリチン酸ジカリウム:頭皮の炎症や赤みが気になる場合に配合されていることが多い抗炎症成分
- ピロクトンオラミン・ミコナゾール硝酸塩:フケや脂性のかゆみの原因菌にアプローチする成分
- サリチル酸・イオウ:頭皮の角質ケアや殺菌を意識した処方に含まれることが多い成分
化粧品シャンプーを選ぶ場合は、有効成分ではなく、パッケージの裏側にある全成分表示の並び順を確認してください。特に前半に来る洗浄成分と、後半に来るコンディショニング成分や植物エキスをざっと見ておくと、方向性が読み取りやすくなるはずです。
加齢臭ケアと書かれていても、実際に配合されている成分は商品ごとに大きく異なります。
表側のうたい文句と、裏側の全成分の両方を確認する習慣を持っておくとよいかもしれません。
洗浄成分と仕上がりのバランスを調べる
シャンプーの主役は洗浄成分です。
分類だけで良し悪しを断定するのは難しいものの、大まかな方向性を知っておくと選びやすくなります。
- アミノ酸系:マイルドな洗浄力で、頭皮の乾燥感を抑えたい方向き
- スルホン酸系:泡立ちがよく、程よく強い洗浄力
- 硫酸系:洗浄力が高く、皮脂量が多い方やスタイリング剤を毎日使う方向き
アミノ酸系だから安心、硫酸系だから避けたほうがよいと単純化するのはおすすめしません。
同じ分類の中でも配合量や組み合わせによって刺激感や仕上がりは変わるためです。
洗い上がりの目安として、以下のポイントを頭に入れておきましょう。
- さっぱり感:強すぎず、頭皮につっぱりが残らないか。
- 指通り:すすぎ後にきしみすぎないか。
- 翌朝の状態:根元のべたつきや、逆に乾燥感が出ていないか。
数日から数週間続けて、頭皮と髪の反応を見ながら判断してみてください。
1回使っただけでは判断しづらいのが、シャンプー選びの難しさでもあります。
40代以降女性は乾燥感と香りの強さにも注意する
40代以降の女性の場合、洗浄力の強さだけを頼りにシャンプーを選ぶと、頭皮の乾燥感や髪のパサつきに悩まされるケースがあります。
加齢に伴って皮脂分泌そのものが減る方も少なくないため、臭いを気にして洗浄力を上げすぎると、逆に頭皮環境を乱してしまうかもしれません。
以下は、40代以降の頭皮に対してのケアで意識しておきたいポイントです。
- 洗浄力:脂性か乾燥寄りかを見極め、必要以上に強い洗浄成分の入ったものを選ばない
- 保湿感:セラミド、ホホバ油、シアバターなど、頭皮と髪の乾燥をサポートする成分の有無
- 香りの強さ:フローラル・ハーバル・無香料など、体質と好みに合うタイプを選ぶ
- ボリューム感:40代以降は根元のふんわり感も見た目印象を左右する重要なポイントの一つ
加齢臭というテーマは、思っている以上にナイーブな内容で、お客様に直接お伝えするのが難しい話題でした。
そのため、私自身も加齢臭という言葉を伏せながら別の切り口が得意なシャンプーの中からにおい対策も兼ねられるものを探し、自然な形でご提案できないかと試行錯誤していた時期がありました。
その頃は、洗浄力が強めのシャンプーの方が、臭いには効きそうだと思い込んでおり、そうしたタイプをご案内していた記憶があります。
しかし、しばらくするとお客様から「以前よりも、かえって臭いが気になるようになった気がする」とご相談をいただくケースが増えてしまいました。
皮脂を落としすぎたことで頭皮環境が乱れ、逆に皮脂分泌が過剰になってしまったのかもしれません。
この経験以降、洗浄力は程々のものを選んだ方が、結果的に良い方向へ向かいやすいと学ばせていただいています。
いずれにしても、加齢臭というキーワードに引っ張られて、必要以上に強いシャンプーを選ばないよう気を付けてください。
香りやテクスチャは継続のしやすさで選ぶ
シャンプーは毎日使うものだからこそ、機能性だけでなく、香りやテクスチャの心地よさも重要です。
使うたびに気分が上がる1本を選べれば、頭皮ケアそのものも続けやすくなるでしょう。
以下の視点で、自分に合うかを確認してみてください。
- 自分が心地よく感じる香りを選び、家族や周囲とバッティングしないこと
- 泡立ちのよさ、髪へのなじみやすさ、すすぎ落としのスムーズさを意識する
- ワンプッシュで使いやすいボトルなのかチェックする
- 詰め替え用が用意されているかも使い続ける上で重要なポイント
毎日使い続けることを考えると、少しでも不快に感じない香りとテクスチャを選ぶのも重要です。
臭いケアを続ける上では欠かせません。
頭皮の加齢臭を防ぐ正しい洗い方

どんなに優れたシャンプーを使っていても、洗い方を見直していなければ、頭皮の臭いはすっきりケアしきれません。
逆に、いま使っているシャンプーのままでも、洗い方を見直すだけで印象が変わるケースは少なくないでしょう。
ここでは、美容師目線で押さえておきたい頭皮の臭いを防ぐ洗い方をまとめました。
ブラッシングで汚れを浮かせる
シャンプーの前に、乾いた髪を丁寧にブラッシングしておきましょう。
地味な工程ではありますが、汚れの落ち方に大きく影響する準備です。
期待できる主な効果は、以下のとおりです。
- 髪や頭皮表面に付いたホコリと抜けかけた髪をあらかじめ取り除ける
- 頭皮に溜まった皮脂を髪全体になじませ、お湯で流れ落ちやすくする
- シャンプー中の摩擦や切れ毛を防ぎ、髪全体を均一に洗える
ゴシゴシと強くとかす必要はありません。
「毛先→中間→根元」の順に、やさしく整えていきましょう。
予洗い→泡立て→指の腹で洗う
シャンプーの流れは、「予洗い→泡立て→洗い」の3ステップを丁寧にこなすだけで、仕上がりが大きく変わります。
特に頭皮の臭いが気になる方には、次の手順をおすすめしたいところです。
- 予洗い:38〜39℃前後のぬるま湯で1〜2分、頭皮までしっかり湯を通す
- 泡立て:シャンプーは頭皮に直接つけず、手のひらか泡立てネットで泡立ててから付ける
- 洗い:指の腹を使って、生え際から後頭部に向かって頭皮を動かすように洗う。
サロンでも、髪が長い方ほど頭皮の奥まで洗えていないケースが多く、臭いが気になってきたとご相談いただくことがよくありました。
そうした場面でまずおすすめしていたのが、予洗いの見直しです。
いつもよりも少し長めに予洗いを行い、泡立ちがしっかりした状態でシャンプーに入ってほしいとお伝えし、実際にシャンプー台では目の前で手順を見ていただきながら、ご自宅でも同じように再現できるようコツを覚えていただくことが多かったです。
予洗いを丁寧にするだけでも、シャンプーの泡立ちや洗い上がりの印象が変わり、結果的に頭皮の奥まで洗えている実感を持っていただけるようになる印象があります。
シャンプーの時間は、通常のシャワーでも2〜3分は確保したいところです。
忙しい日ほど雑になりがちですが、疲れている時こそ丁寧に洗うことを意識してみてください。
すすぎ残しをなくすコツ
臭いを感じる原因のひとつが、シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しです。
頭皮に残った成分は、時間の経過とともに酸化し、臭いや刺激の要因になってしまうかもしれません。
すすぎで意識したいポイントは、以下の4つです。
- 時間:洗った時間の2倍を目安に、しっかりお湯で流す
- 部位:襟足・耳の後ろ・こめかみは特に流し残しやすいので丁寧に行う
- 方向:シャワーヘッドを近づけ、上からと横からの両方向から流す
- 手ぐし:指を通しながら、根元にお湯を届けるイメージで流す
洗う時には丁寧に行っているけど、すすぎは適当だという方は意外と多く見られました。
ここを見直すだけで、シャンプーを買い替えなくても印象が変わるケースは少なくありません。
根元まで乾かして臭いの残りを防ぐ
すすぎを行った後には、しっかりとタオルドライしてからドライヤーで根元まで乾かしましょう。
濡れたまま放置してしまうと雑菌が繁殖しやすくなり、臭いのもとが生まれやすい環境になってしまいます。
以下のポイントを意識してみてください。
- ゴシゴシこすらず、頭皮を押さえるように水分を吸収するようにタオルドライをする
- ドライヤーの風を根元に当て、8割乾いた時点で中間〜毛先を乾かす
- ドライヤーは頭皮から10〜15cm程度離しておき、同じ場所に当て続けない
- 最後に冷風にして乾かすと、キューティクルが整いやすく臭い残りも軽減しやすくなる
自然乾燥は、臭いケアの観点からは避けたい習慣のひとつです。
寝る前に完全に乾かすようにルーティン化してみてはいかがでしょうか?
臭い・かゆみ・炎症が続く時は皮膚科へ相談する
シャンプー選びや洗い方を見直しても、頭皮の臭いやかゆみ、赤み、湿疹だけでなく、フケが続く場合は、自己判断でケアを重ねるより早めに皮膚科を受診してください。
脂漏性皮膚炎などの皮膚トラブルが背景にあるケースでは、市販のシャンプーだけでの解決は難しくなります。
セルフケアと医療機関の線引きを持っておくことは、頭皮の健やかさを保つうえでも大切な視点です。
頭皮の加齢臭ケアにおすすめのシャンプー5選
頭皮の加齢臭ケアで、まず軸になるのがシャンプーです。
40代以降の女性でも使いやすい香りとテクスチャに配慮しつつ、頭皮環境を整えるシャンプーを5本を紹介します。
薬用シャンプーから日常使いしやすいシャンプー、週1〜2回のスペシャルケアまで、目的に合わせたものばかりです。
マックス KnS 薬用スカルプケアディープクリアシャンプー 500ml ¥(税込)
有効成分で臭いを防ぎたい方に、まず試していただきたい薬用シャンプーです。
強い殺菌剤で洗い流すのではなく、臭いの元を吸着するシャンプーとなっており、頭皮への負担を抑えつつケアを進めやすい1本と言えるでしょう。
さらに、ヘマチンや天然保湿成分も配合されているため、40代以降で気になり始める髪のハリやコシ、ボリューム感まで同時にサポートしてくれる点も魅力の一つです。
加齢臭対策のためにシャンプーを切り替えた時に、頭皮が乾燥しがちになったという経験をお持ちの方にも合わせやすいのではないでしょうか?
まずはにおい対策の軸となる1本を用意したい方に、手に取っていただきたいアイテムです。
GMコーポレーション エレクトロン シンクロシャンプー ファム FOR SCALP 300ml ¥3,300(税込)
電子水というユニークな技術を軸に据えた、機能水系のスカルプシャンプーです。
ベースとなる技術のインパクトに目が行きがちですが、植物エキスの多層構成で臭い対策と皮脂コントロールを同時に狙える点にも注目してみてください。
セイヨウアカマツ球果、ゴボウ根など、皮脂のバランスを整えやすくするエキスがまんべんなく配合されています。
日常使いの1本として続けやすいでしょう。
新しいタイプのシャンプーに興味がある方や、化粧品シャンプーの中でも独自技術のあるものを探している方に向いているのではないでしょうか?
ナカノ フォリッジ クレンジングシャンプー 300ml ¥2,178(税込)
頭皮はベタつくのに、洗いすぎると乾燥してしまうというジレンマを抱える方に向けたシャンプーです。
カキタンニンとPCA亜鉛の組み合わせが、臭いと皮脂の両方にアプローチするように作られています。
さらに手に取りやすい価格帯で、5本の中でも試しやすい1本と言えるでしょう。
プチプラで始められるため、まず加齢臭シャンプーを1本入れてみたい方の入り口としても向いています。
洗い上がりの清涼感が気持ちよく、夏場や汗ばむ季節の使用感を重視したい方こそ試してみてはいかがでしょうか?
One&Brand ワンアンドアフロディーテ ボタニカル スパークリング シャンプー 200g ¥3,960(税込)
洗うだけでなく、頭皮を育てる感覚でケアしたいという方に向けた1本です。
炭酸とエイジングケア成分を組み合わせており、40代以降の変化を感じ始めた頭皮にこそフィットするシャンプーと言えるのではないでしょうか?
香りはシトラス×フローラル×パウダリック系で、翌日まで心地よさが続くと評価が高い点も注目したいポイントです。
バスタイムの満足感まで底上げしてくれるシャンプーとなっています。
日常使いのシャンプーに、少しリッチな体験も加えたい方にとって、選択肢に入れておきたい1本です。
コーセー プレディア ファンゴ ヘッドクレンズ 250g ¥2,200(税込)
毎日のシャンプーではなく、週1〜2回のスペシャルケアとして取り入れたい1本です。
通常のシャンプー・トリートメントの代わりに週1〜2回取り入れた場合、普段のシャンプーでは落としきれない毛穴汚れをリセットしやすいでしょう。
香りはハーバルグリーンフローラルで、洗ったあとも爽やかな清潔感が続きます。
ヘッドスパのように指の腹で頭皮を揉みほぐしながら使えるため、リラックスタイムのケアとしても取り入れやすいのではないでしょうか?
日常使いのシャンプーと組み合わせて、加齢臭ケアの完成度をぐっと引き上げたい方に向いているアイテムです。
頭皮の加齢臭対策におすすめのスプレー2選
シャンプーで洗った後や、汗をかいた日中にも頭皮のにおいをリフレッシュしたい方には、頭皮用スプレーがおすすめです。
ここでは、外出先やオフィスでも使いやすい2本を紹介します。
ヴェレダ スカルプ エッセンス 115ml ¥3,850(税込)
今すぐ臭いをカバーするためのアイテムではありません。臭いが出にくい頭皮環境そのものを育てるためのスプレーです。
毎日のケアとして続けられれば、油分と水分のバランスが整えられ、加齢臭の元になる過剰な皮脂が出にくい状態を目指せるでしょう。
シャンプーだけでは物足りなさを感じ始めた方や、頭皮ケアをもう一段深めたい方に向いているアイテムと言えます。
ハーブの香りは落ち着きがあり、自然派志向の方にとっても取り入れやすいのではないでしょうか?
毎日のバスタイム後の習慣として、静かに続けたい1本です。
ロクシタン ファイブハーブス ピュアフレッシュネスドライシャンプーミスト 80ml ¥3,960(税込)
今すぐさっぱりさせたい瞬間のためのドライシャンプーミストです。
先ほどのヴェレダが育てる1本なら、こちらはその場でリセットするタイプと言えるでしょう。
シリカが皮脂を吸着し、5種の精油が強い清涼感でマスキングしてくれるため、外出先で頭皮のベタつきや汗ばみを感じた時にもすぐ対処できます。
洗髪できない出張先・仕事の合間・運動後のリセット用としてバッグに1本入れておくと安心ではないでしょうか?
日中のリセット用として、加齢臭ケアの守りを担ってくれる1本です。
頭皮の加齢臭ケアにおすすめの頭皮用美容液2選
洗髪後の頭皮ケアとして、頭皮用美容液を取り入れると、乾燥感の軽減とうるおい補給の両立を目指せます。ここでは、40代以降の頭皮にもなじみやすい2本を厳選しました。
ケラスターゼ NU スカルプ NS セラム 90ml ¥7,700(税込)
夕方になると頭皮がベタついて臭いが気になる方や、逆にフケや乾燥によるかゆみも気になる方に関してもおすすめの1本です。
サロン専売のケラスターゼらしい丁寧な配合をしたアイテムで、40代以降の頭皮変化に寄り添ってくれるでしょう。
さらに、頭皮環境を清潔に保つ成分も含まれており、単なる保湿だけではない多層的なアプローチが組み込まれています。
香り立ちも上品で、バスタイム後の習慣として取り入れやすい1本と言えるのではないでしょうか?
ナカノ フォリッジ スキャルプエッセンス EX-RD 200ml ¥7,260(税込)
有効成分による直接的な臭い予防と、ボリューム・抜け毛といった大人の髪の悩みを同時に叶えたい方向けの1本です。
先ほどのケラスターゼが保湿でにおいを予防するアイテムなら、こちらは殺菌・角質ケアで臭い対策するアイテムと言えるでしょう。
加水分解シルクや複数のアミノ酸も含まれており、頭皮と髪のトータルケアが叶う処方となっています。
有効成分に頼りたい方や、フケが同時に気になる方にも向いているのではないでしょうか?
ご自身の頭皮タイプに合わせて、ケラスターゼとどちらが合うかを選び分けてみてください。
頭皮の加齢臭ケアにおすすめの頭皮ブラシ2選
シャンプー時のマッサージ効果を高めたい方には、頭皮ブラシも選択肢の一つです。
指の腹だけでは届きにくい毛穴付近の汚れも、程よくかき出してくれるサポートアイテムになります。
エスハートエス スカルプシャンプーブラシ ワールドプレミアムロング 75g ¥7,700(税込)
頭皮ケアに本気で向き合いたいという方に向けた、投資型の1本です。
指だけでは届きにくい地肌の汚れを洗いやすくするため、通常のシャンプーだけでは落としきれなかった酸化皮脂を物理的に取り除けるでしょう。
価格は張りますが、耐久性を考えれば1日あたりのコストは驚くほど低くなります。
男女兼用の設計になっているため、パートナーと共有したい方にも取り入れやすいのではないでしょうか?
シャンプーの効果を底上げしたい方や、加齢臭ケアを本気で完成させたい方にもおすすめのアイテムです。
池本刷子工業 シャンプーブラシ TSG777 70g ¥770(税込)
プチプラ設計となっているアイテムで、まずは頭皮ブラシを気軽に試してみたいという方におすすめです。
ツバキ油の主脂成分は人間の皮脂とほぼ同じなので、地肌に馴染みやすく、初めての方でも刺激感が気になりにくいのが魅力と言えるでしょう。
さらに、ブラシ部を取り外して水抜きできる衛生的な設計で、内部を清潔に保ちやすい点もうれしいところです。
通気穴があり、内部に水が入っても抜けやすくなっています。
本格派ブラシに手を出す前に、まずは効果を確かめたいという方の入り口として、選びやすい1本ではないでしょうか?
さいごに
頭皮の臭いは、加齢による皮脂の変化、汗と常在菌の代謝、そして日々の洗い方まで複数の要素が絡み合って生まれるものです。
だからこそ、これだけやれば解決という単純なものはありません。
シャンプーの選び方や洗い方、頭皮ケアに関しても少しずつ整えていく積み重ねが、頭皮環境を穏やかに整える近道になるでしょう。
まずは自分の頭皮の状態を観察するところから始めて、無理のない範囲でケアを続けてみてください。
40代以降の変化を新しいケアに切り替えるタイミングとして前向きに捉えていただけたら幸いです。










